プラトン全集〈6〉 アルキビアデスI アルキビアデスII ヒッパルコス 恋がたき
- 岩波書店 (2005年6月24日発売)
本棚登録 : 31人
感想 : 5件
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000904162
感想・レビュー・書評
-
プラトン全集を買ったのは、たぶん10年くらい前なんですが、まだ読めてないものがたくさんあります。情けないです。今回、『はじめてのプラトン』を読んで、勢いがついてようやく次の一冊を読み終えることができました。このあとはフーコーにうつってしまったので、またプラトン全集の進捗は途絶えています。次はどれを読もうかなあ。
この本については、哲学的に惹かれるところは少なかったですが、ソクラテスがアルキビアデスにご執心だったということがよくわかる一冊でした。【2021年7月18日読了】詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ソクラテス ――したがって、きみはまず自分で徳を身につけなければならないのだ。そしてこれはきみだけに限られることではなく、いやしくも個人として自分自身と自分のものを支配し、これの面倒をみるにとどまらず、また国家と国家のことがらとについても、支配し面倒をみることをしようとする者は、そうしなければならないのだ。
してみると、君が君自身のためにも、また国家のためにも用意しなければならないのは、何でも自分のしたいと思うことをする自由とか、支配的地位とかいうものではなくて、ただ正義と節制(思慮と健全さ)なのだ。
アルキビアデス ええ、それは明らかです。
全5件中 1 - 5件を表示