闇の考古学: 画家エトガー・エンデを語る

  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000920575

作品紹介・あらすじ

父の仕事を語り、自らの思想を明かすエンデ。ピカソやキリコの同時代人、ひときわ予言的なテーマを追った幻想画家エトガー・エンデと、その息子、作家のミヒャエル-2人のエンデはたくさんのイメージを共有する。"頽廃芸術"の烙印を押されて忘れられていたエトガーの作品が、ナチの闇の時代に生んだもうひとつの"ゆたかな闇"。その数々の作品世界を発掘し、父子が相互に与えた影響と、2人にとってのファンタジーの秘密をさぐるインタビュー。エトガーの素描多数収録。

感想・レビュー・書評

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  • 転生など精神世界、悪く言えばオカルト的な話も出てくるが、エンデとエンデ父がどうのような思想をもっていて、その話がでてくるのか、興味深い。

  • 読みたい

    Die Archaologie der Dunkelheit by Micheal Ende

  • 美術史家クリッヒバウムがエンデの父であった画家エドガー・エンデについて四日間にわたり息子にインタビューした記録。画家の思い出やその作品の分類の是非といった話題から、息子エンデの芸術観、世界観まで。イタリア語とドイツ語それぞれの「私」との距離感に関する観察などは興味ぶかいものの、転生や物質的世界をも含むより大きな世界の実在を確信し、それらがすぐに常識になると語る口調にはたやすくは承服しかねる偏差が存在するはずなのだが、ひょっとすると本人は気づいていないのかもしれない。

  • 少々ファザコン気味のような気もしましたが、言いたい事は良く分るし正しいと思います。芸術に対する純粋さを考えさせられます。

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