- Amazon.co.jp ・本 (80ページ)
- / ISBN・EAN: 9784001100426
作品紹介・あらすじ
第二次世界大戦後、世界平和のために国際会議がひらかれますが、すこしも成果があがりません。それを見ておこった動物たちは、北アフリカの動物会館にあつまって、動物会議をひらこうと決心します。スローガンはただひとつ「子どもたちのために……。」子どもたちの未来を祈るケストナーの絵本。
感想・レビュー・書評
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ブクログのフォロワーさんが絵本を登録していて、「これは何かある!」と興味だけで読んでみました。
かなり昔の絵本なんですね。
相変わらず愚かな人間に、動物たちが業を煮やす。
45年近く前の本(原作は第二次世界大戦の後に書かれたらしい)ですが、今も相変わらずの人間なのです。(悲)
追記:スミスの本棚で紹介されたんですね?なるほど。 -
戦争の後、人間は会議を何度やっても何も決まりゃしない。業を煮やした動物たちは、人間の子どもたちのために、動物たちで会議を開くことを考える。
戦争自体に加えて、なにが大切が見失っている人間、我欲に溺れた政治家・軍人などを風刺する内容だった。動物たちが繰り返し訴える「子どもたちのために!」が印象に残る。
立川GREEN SPRINGS、PLAY! MUSEUMでの『どうぶつかいぎ展』の予習として借りて読んでいたけど、その途中でロシアがウクライナ侵攻を開始してしまった。
文:エーリヒ・ケストナー、絵:ワルター・トリヤー、訳:光吉夏弥 -
150921読了。
『飛ぶ教室』の作者でお馴染みのケストナーの童話。人間は、何度会議をやだても決まらない。子どもたちのために!と動物たちが世界中から集まって会議を開きます。
書類がいけない、制服がいけないと次々と要求の議決を出す動物たち。人間のややこしさを表していてとても興味深かったです。
最後は、人間の会議で国境をなくす、戦争をなくす平和な議決がなされます。
児童文学は、きれいな理想の話があってこそ、と思います。とてもいい話。
絵も色彩がはっきりしていてとても可愛らしかったです。 -
朝日新聞の天声人語に取り上げられていたのでなん十年ぶりかに手に取ってみた。ちょっとクスリと笑わせる正に寓話です。
細かいことに突っ込みを入れずに、ケストナーの反骨精神を楽しみたい。 -
息子に読み聞かせする用に買ったつもりがなかなか読みごたえがあり、一気に読み終えてしまった。
とともに、ま~いろんなことを考えさせられる。
それこそ領土問題とか介護とか年金とか老後とか、
子育てとか税金とか仕事とか人生とか。
とにかくいろんなことが詰まっているから、
読むたびに違う感想が持てそうです。
といっても難しいものでもなく、とりあえず、
動物たちの描写にニヤニヤしてしまいます。 -
先日テレビで紹介していた本です。
題名も作者も表紙の絵も知っているけど、
呼んだことないかも…。
今度呼んでみよう!
子供達もきっと読みたがる(*^_^*) -
絵本「どうぶつ会議」の原書が出版されたのは1949年。第二次世界大戦が終わって4年後のことです。絵本はユーモラスな動物たちの絵であふれていますが、メッセージは真剣そのもの。子どもたちのために、平和を求める動物の果敢な行動を描く物語です。世界中の動物が集まった会議で、白クマは高らかに宣言します。「われわれは、戦争や、貧困や、革命が、二どとおこらないことを、要求します」
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GUEST 069/劇作家・演出家・平田オリザ:スミスの本棚:ワールドビジネスサテライト:テレビ東京
http://www.tv-tokyo.co.jp/wbs/blog/smith/2013/01/post141609.html