しずくの首飾り

  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (150ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001103847

感想・レビュー・書評

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  • ジョーン・エイキンが描いてみせてくれる魔法は、奇想天外でなんて自由なんだろう。 

    雨を操り、雲に乗り、アップルパイの島で暮らし、パッチワークの掛けぶとんも空を飛ぶ。
    ギリシャ人、アイルランド人、フランス人とインド人の4人組の音楽家はスラヴ民話のバーバー・ヤガーの家を手にいれる。

    どのおはなしも、困難や意地悪にあっても最後はしあわせを手につかむ。安心して読んでいられる。
    物語は「解決不可能な問題や耐え難い現実にたえず直面しなくてはならないという現実と折り合いをつけることを助ける方法として用いられてきた」とジョーン・エイキンは語っています。

    現実が辛いとき、物語の中に入ってみよう。
    逃避ではない。新たな力が湧いてくるかもしれない。

  • ひとつひとつが美しい童話。

    魔法にかけられた物が首飾りだったり、足拭きマットにすわっている猫だったり。
    挿絵の美しさと相まって、うっとりするような魔法の世界。

    空のかけらを入れて焼いたために空を飛ぶパイ、そのパイにのって旅する妖精や人魚、象やトラ。

    この世界観は好き。ジェーンエイキンをもっと読みたい。

  • 小6の国語の教科書に載っていた懐かしい「三人の旅人たち」を読みたくて購入。どの話も子供心にワクワクするようなハッピーエンドのお話ばかり。今の子供達にも読んで欲しい。

  • 「北風がくれた雨つぶの首飾りをしていけば、けっして雨にぬれない。ところがローラは、首飾りをなくしてしまい、イルカにのって海へさがしに出かけた。」

    (『キラキラ子どもブックガイド』玉川大学出版部より紹介)

    どしゃぶりの雨でも,かけていれば絶対にぬれないしずくの首飾り,空のかけらが入ってしまって空中飛行するパイ,イースト菌を飲みこんで鯨みたいにふくらんだパン屋のネコなどなど,奇想天外な短編集.

    ・奇想天外なファンタジー!それぞれの世界は美しく、想像力をかきたてられる。

    目次

    しずくの首飾り
    足ふきの上にすわったネコ
    空のかけらをいれてやいたパイ
    ジャネットはだれとあそんだか
    三人の旅人たち
    パン屋のネコ
    たまごからかえった家
    魔法のかけぶとん
    訳者あとがき

  • 魔法と想像力に満ち、ユーモアを随所に散りばめた短編が8編。テンポが良くてあっという間に読み終えました。小学生の子どもたちに読み聞かせするのにも良さそう。ちなみに単行本と文庫本がありますが、文庫本には白黒イラストしか載っていないので、ぜひ単行本で楽しんでほしい。ステキなイラストも魅力の一つです。

  • 夢のある、ファンタジーねー

  • 三人の旅人は、教科書に載っていた気が…かわいいおはなしがいろいろ載っています。

  • 小学生のころから読んでいる本。首飾りに憧れたなあ。ふくらむ猫の話、大好きです(笑)
    思えばここから、本が好きになったのかも。今でもたまに読み返します。
    いつまでも色褪せない、私にとって大切な一冊。

  • 三人の旅人 
     

  • 『文学少女のグルメな図書ガイド』より
    新鮮フルーツ

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