ライオンとねずみ: 古代エジプトの物語 (大型絵本)

著者 : リーセ・マニケ 大塚勇三

• 岩波書店 (1984年10月26日発売)

感想・レビュー・書評

[Eさんの感想 · 2019年12月24日]

『絵本の庭へ』で知ってよんだ。

ライオンは、砂ばくの友だちから人間のひどい話をききました。
しかえしするために人間をさがしあるいていると、ネズミにであいました。
けれど、ライオンはネズミをにがしてやります。
ネズミは、ライオンがひどいめにあう日がきたら、災難からにがしてくれると約束します……。

同じタイトルでもずいぶん違うんですね。
こちらは、紀元200年ころのパピルスから訳して再話した「古代エジプトの物語」。
人間のひどいのが生々しいので、中学年以上かな。
終わりはすっきりしていて良いです。
絵はエジプト然としていて、気品があります。
色合いもすてきで、はっとしました。
すがすがしいというか、清涼感というか、すっとする魅力的な絵です。

[ayaakaishiさんの感想 · 2017年3月27日]

最後のあとがきで納得いった。
エジプト学者の作者が古文書を訳したというあたり。
古代エジプトの絵をもとにしてるというあたり。
色が鮮やか。
おはなしも道徳的にしないで、淡々と伝承しているところに惹かれる。
これが古代エジプトの寓話なのか、それが紀元200年よりもさらに千年前、イソップより古いという事で原型のおはなしなんだなと理解できる。
しかもその当時の象形文字が絵本見返しに書かれているところがなんとも味わい深い。
子どもに手渡したい魅力的な絵本である。

[eriikaさんの感想 · 2011年6月3日]

『運命の王子』と同じ人が文を書いている。
人間が愚かで、意地悪な存在として描かれ、動物が善・人間が悪となっているが、そんな簡単な二項対立じゃないだろうとも思う。

[ニシンさんの感想 · 2022年11月25日]

・絵がエジプトの感じでかっこいい
・ニンゲンが出てくるところが好き
・イソップよりもふるい大昔のおはなし

[keiboさんの感想 · 2021年6月26日]

エジプトに興味をもったので

このストーリーは知ってたけど
前半の人間が怖いというくだりは知らなかった

ヒエログリフで書かれてたらしい

[ひとこさんの感想 · 2011年10月28日]

2011/10/26読了

色調、画が好き。いいね。
というかまあ本当のことですが、人間酷すぎる。
言えた存在では無いけれど
子どもに読ませたとして、子どもは何を考えるのだろう。

[skychanさんの感想 · 2007年4月1日]

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