- Amazon.co.jp ・本 (31ページ)
- / ISBN・EAN: 9784001108644
感想・レビュー・書評
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◆オクタビオ・パスの「波と暮らして」を絵本でどう料理するのかに興味をひかれて。◆表紙には良心的に「原案」と明記。「波」と屋内で暮らす世界観はマーク・ブエナーが上手にビジュアル化していて、「なるほど」と思うものの、主人公がアメリカンな明るい男児であること、さらにアメリカンな両親が加わってくると、やはりこれは別物…。また海や波の絵の中に隠し絵がふんだんに施され、ミッケ!状態に夢中になるムスコたち…。絵本としては十分成立しているが、原作「波と暮らして」をほろ苦い恋愛譚として愛する私には違和感が。◆原案にないラストはちょっと絵本としてよかった。◆訳者あとがきに、パスの紹介あり。パスの原作にもエミリー・ディキンソンの影響があることを知ることができてよかった。しかし、うーん、誰にどのように手に取って欲しい絵本なのか?
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自然には、楽しいと怖いが裏表のようにして存在している。
読んでいると、楽しい思い出と怖かった思い出が交互に蘇ってきて、こんなナンセンスな話が、何故か、リアルに感じるから不思議だ。
ちょっぴり怖い、不思議ワールド。空想力豊かな子どもたちは、このナンセンスを、私より、もっと身近に感じるかもしれない。さらなる空想に導いてくれるラストシーンは、必見だ。 -
これは何が言いたいのだろう?難しい。波と友達になって家に連れて帰るのだけど、楽しく暮らすうちにだんだん機嫌が悪くなる波。子供は、楽しいけどやっかいなものを持って帰ってくるものだ。波の絵は美しい。
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絵がとてもリアルで驚いた!
波が友達になるなんて、発想がなかった(笑)
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オクタビオ・パスの原作とは似ているけど違う。
原作を読み終わった後の、なんとも言えない余韻が良かったけれど、この絵本だとそれがない。 -
2018/8/19 16:12
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2013年8月19日
<MY LIFE WITH THE WAVE> -
表紙の波を持つ男の子が印象的で手に取った一冊。
波を連れてかえって、飼う、という発想がおもしろくって、
絵も美しい。
だんだん手に負えなくなる波を、ついに手放すところも
夏休みの終わりのさみしさって感じでイイ。
いろんな絵本があるなあ!