金の鍵 (岩波少年文庫 (2130))

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制作 : アーサー・ヒューズ  George MacDonald  脇 明子 
  • 岩波書店 (1996年1月12日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001121308

金の鍵 (岩波少年文庫 (2130))の感想・レビュー・書評

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  • ルイス・キャロルにも影響を与えたといわれるこの作者。児童書なのになかなか難解な文章でした。

  • ジョージ・マクドナルドの短編(妖精物語)3篇。出身のスコットランド伝承をふまえ、不思議でちょっと面白い面もある、とりかえっこ(妖精にさらわれた子ども)を取り返すお話が『魔法の酒』、妖精にたぶらかされた子どもたちが力を合わせて戻ってくる『妖精の国』、そして特にタイトルになっている『金の鍵』にいたると、趣が変わり、その鍵を手にした子どもたちが鍵穴を探して旅に出る、神秘性と象徴性を帯びた独特な雰囲気で深みのある作品だ。

    引き込まれるようなマクドナルドの語り口には、さりげなくユーモアや諭しなども含まれているのだが、繰り広げられる世界の情景描写の美しさが印象的であるし、やはりケルト魂が息づいているのだろう、そのファンタジーは魅力的である。
    大人とも子どもとも分け隔てなく、書いているというマクドナルドの他の代表的な作品も、読んでみようかな…。

  • しまったぁ!!!  これは KiKi の一生の不覚・・・と言っても過言ではなかったかもしれません。  これこそもっと早くに読んでおくべき物語でした。  思いっきり KiKi 好みのお話ばかりじゃありませんか!!  そして、この美しい文体!!!  どの作品も妖精が登場する幻想的で神秘的ないかにも英国らしいファンタジー。  個人的には表題作の「金の鍵」が一番素敵だと感じました。  この物語に登場する「おばあさま」や女の子と金の鍵を持つ男の子の導き手となる「魚」、さらには「海の老人」「大地の老人」「火の老人」にどんな意味が込められているのか、そしてさらには彼らが最終的に目指していた「影たちがやってくる源の国」がどこのことなのか、まだまだ KiKi の頭の中では空想(妄想?)が整理しきれていないんだけど、漠然とイメージできたのは「生命」そして「成長」(熟成? かな??)という言葉。  う~ん、この物語はこれからも時々手にとって読み返すことになりそうな予感がしています。

    「魔法の酒」も結構好きな物語。  「カラソイン」(≒ 魔法の酒)っていったいどんなお酒だったんですかねぇ・・・・。  著者がイメージしていたお酒の種類は何だったんだろう??  そもそもこの名前はいったいどこから引っ張り出してきて、どんな意味が込められていたんだろう???  結構そのことが気になって仕方なかったんですけど、まあ、それはともあれ、この物語のプロット、「主人公の少年が妖精達との関わりを通して、世界の真実の姿と自分自身のあるべき本当の姿を理解する」っていうのもかなり KiKi 好みのお話なんですよね~。

    (全文はブログにて)

  • ジョージ・マクドナルドの描く幻想的でいて生き生きとした世界と脇明子の名訳がマッチした名作です。

  • ネズビットの「ドラゴンがいっぱい!」よりもこっちのほうが好みかも。
    虹のたもとでみつけた金の鍵がはいる鍵穴を探しに行く表題作ほか2編収録なのです。
    派手なことはなにもないけれど、ひとつひとつの場面がガラス細工のような、妖精たちの空間。
    イメージの質が私の性にあってたみたいです。
    岩波少年文庫と講談社青い鳥文庫、この2つは電車で読むのにちょうどよい
    (行き帰りでちょうどいいかんじに読み終われる)ことがわかったのでこれからのチェックッポイントです。

    挿画 / アーサー・ヒューズ
    カバー画 / 歌崎 秀史
    収録作品原題 / "The Golden Key"(1867) "Cross Purposes"(1867) "The Carasoyn"(1871)

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