カスピアン王子のつのぶえ―ナルニア国ものがたり〈2〉 (岩波少年文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001140354

感想・レビュー・書評

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  • 1巻「ライオンと魔女」 からずっと後の時代のお話ですが、
    ここで「ナルニア国」が どのような国なのか、ということがよく分かります。
    もの言う獣や木の精霊、伝説の生き物達と それを否定する人間達との戦いが
    現代(といってもこれが書かれたのは今から50年以上も前のことですが)
    社会への風刺も込めて語られています。

  • 読み終わったー♪

    読んでいると自然と心が落ち着き癒される(^-^)平仮名がいっぱいだし、内容は映画より薄いのかなーって思って読んだけど、一冊にぎゅーっとナルニアの世界が収められていて満足(*^o^*)


    映画とは違って、ミラースが恐ろしく残忍であることが細かく記されていて、カスピアンやテルマール人について詳しく知れる♪

    続きが気になる~

  • 久々に読みたくなったので。

    翻訳が古いのか、慣れるのに時間がかかりました。
    ですが、終わり方も凄く綺麗にまとまっていて、とても面白かったです。

    続きが気になる作品です!

  • ピーター達がナルニアに来れなくなってしまうのが残念。

  •  私にとっての海外ファンタジーの基準図書 第2巻 
    大体、「ライオンと魔女」を読んで、ナルニアの世界にどっぷり浸る楽しさを覚えてしまうと、次の巻、また次の巻と続きがあるのが、本当にうれしくなってしまいます。
     ちなみに、ディズニーの製作した映画は、このカスピアン王子のつのぶえが出来栄えが良かったと思うのですが、いかがでしょう。カスピアンの年齢を原作より年上に設定して、スーザンとのロマンスを付け加えたのが、私はとても気に入っています。

  • 図書館で借りました

     ファンタジー。 続編。
     タンスからナルニア国へいって、帰ってきた4人兄弟姉妹は、再びナルニアへ呼ばれることに。

     国は荒廃していた。
     彼らがナルニアにいた頃から、すでに数百年も経っていた。
     別のところから入ってきた侵略者がナルニアを支配し、喋れる動物たちは追われ、隠れ住まねばならなかった。両親を殺され、それを知らないままだったカスピアン王子は、仇の叔父に子供ができると殺されそうになり、城を逃げ出した。そして、もとのナルニアの国民たちと出会い、平和を取り戻すための戦が始まる。が、王子たちは劣勢。加勢を呼ぶために、つのぶえを吹き鳴らし、アスランと4人がこの国に呼び戻される。

     仲間割れ。
     兄弟間での意見別れ。
     いろいろあって成長していくピーター、スーザン、エドマンド、ルーシー。
     読みやすかった。
     この巻から読んでも平気?
     それは・・・どーだろ。

  • ナルニア第2作。ピーターたち4人兄弟がいきなり呼び戻されたナルニアは、テルマール人たちに征服され、お城は変わり果てた姿に。

     正当な王位継承者であるカスピアンを助けて、4人は再び戦います。

     4人兄弟、カスピアン、小人のトランプキンにねずみのリーチピープ。登場人物の描写はさらに繊細になり、お話の展開もテンポがいい、おそらくシリーズ中作者が1番油がのって書けた作品だと思います。

     べベンシー4人兄弟と王子カスピアン。ナルニアシリーズでおそらく1番人気があるのではないでしょうか。

     そしてこの物語の最後に兄弟たちは知ります。「一定の年齢を超えてしまったら、ナルニアには戻れなくなる」ことを・・・
    純粋な子供にしか見えないちょっとほろ苦い国、それがナルニアです。

  • 「ナルニア国ものがたり」は巻の数字通りよんでいくと時系列が行ったり来たりしてるんだそうだよ。
    この巻は時系列でいえば4番目だって。

    前巻の主人公たち、かつてナルニアの王や女王だったきょうだいたちは、現在はイギリスで普通の生活をしてたんだけど、ふたたびナルニアに呼ばれたってとこから。
    そこは彼らの知っていたナルニアよりずいぶん後の時代で、人間たちが支配しているようだった。
    だけど古いナルニアを愛するカスピアン(彼も人間だけど)が解放しようと、酷薄な叔父のミラース王と戦っている世界で、ここからは読んでのお楽しみ。

    (2006年02月14日読了)

  •  前作「ライオンと魔女」から1年が経ち、4人の子供たちは寄宿舎生活へ戻るために、プラットホームで汽車を待っていたが、突然ぐいぐいとなにかにひっぱられ、気がつけば木の茂みに立っていた。ここはもしや……と4人は考えるが、それにしては荒れ果てている。周りを探索する中で小人を助けた4人はまたも冒険に巻き込まれていく。

     ナルニア国物語シリーズの2作目。

     前作より少し成長した子供たち。冒険においても、慎重さを身につけ、しかし残念なことに上の2人・ピーターとスーザンは大人さも身につけてしまっている。それが顕著なのが末のルーシィがアスランを見たと言い張るシーン。やはり冒険は子供のためのものなんだなあと少し淋しく思った。
     本作も児童書らしく勧善懲悪、悪は滅びるべし、というスタンスなのだけど、内容は権利争いという血生臭いもので、巻末の解説で中村妙子さんが「ルイスが「ナルニア国ものがたり」で書きたかったのは教訓などではなくあこがれだった」と記しているけど、わたしには教訓もふんだんに含まれているように感じられた。

  • 読みかえし。原作も映画もだいすきです。

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