- Amazon.co.jp ・本 (261ページ)
- / ISBN・EAN: 9784001141122
感想・レビュー・書評
-
もうすぐ3歳になる息子が「オズの魔法使い」の絵本を気に入っていて、
今では一語一句違わずに暗唱してしまうほどになりました。
その絵本は子ども向けに話が短縮されているので、
「本当はどんなストーリーなんだろう?」と気になり、
私も岩波少年文庫版を読んでみることに。
それが意外!
心臓が縮むような場面が続く、続く。
かなりハラハラさせられました。
1900年にこれを書いた著者ボームは
「ひたすら子どもたちを楽しませたいという一心で」
この物語を書いたそうだけれど(あとがきより)、その言葉のとおり!
人間も動物も植物も、みんな少しヘンテコリンで、突拍子もない国や都がどんどん出てくるこの世界。
子どもの頃に読んでいたらもう夢中で入り込んでしまっただろうなあと思いました。
大人のわたしもすごく楽しく読んだけれど、
ボームが込めたと思われる教訓やメタファーが気になってしまい、読みながらちょっと頭でっかちになってしまっていたかも。
それって年を取ることの宿命かしら。
わたしが一番気になったのは、「どうしてボームは、オズの都をエメラルド色にしたんだろう?」ということ。
そこで今、エメラルドという宝石にまつわる歴史や逸話を調べてみているところです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
1900年にアメリカで発表された作品。
子どものころにミュージカル劇を見た記憶があるので、粗筋は知っていたけど、原作を読むのはこれが初めてです。
初めて知るエピソードもありました。
私が見たミュージカル劇は教訓めいた展開があった気がしますが、原作は純粋に冒険物でした。
訳者の解説によれば、「西の悪い魔女」という慣用句的な言葉が、この作品から生まれたそうです。 -
習いごとの課題で全文読まなくてはならない状況になり読んでみたけれど、非常に楽しんで読めた。最新の訳でシリーズ全作品読んでみたいと思った。
子供に対してはあまり説教くさくなく、でも大人が読むと深い名言が隠されているような作品。 -
ドロシーと仲間たちの冒険。オズの正体にはびっくり。仲間たちのだまされっぷりがいっそすがすがしいくらい。結局仲間たちは、オズに頼むまでもなく欲しいものは持っていて、だから幸せになれたのだろうと思う。エメラルドグリーンは好きだけど、ずっとあの色に囲まれていたら、目がチカチカしそう。
-
竜巻に飲まれ遠い不思議の国に飛ばされてたドロシー。知恵のないかかし、心をなくしたブリキの木こり、臆病なライオンに出会い、各々の目的のためにお互いの弱点を補い合いながら前に進んでいく旅の話。「ニワトリは一度だけ飛べる」に出てしたので童心に返って読む。心が洗われた
-
ドロシーはトトとかかしやきこり、ライオンなどと冒険をしていく話。自分も一緒になって冒険したくなる一冊。
-
-
20050615-20050616