カッレくんの冒険 (岩波少年文庫)

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制作 : エーヴァ・ラウレル  Astrid Lindgren  尾崎 義 
  • 岩波書店 (2007年2月16日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (316ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001141221

カッレくんの冒険 (岩波少年文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 三人の何とも言えない友情がいいわ!

  • ふつう続編はパワーが落ちるのにカッレくんシリーズに限っては全然違いました。
    白バラ軍と赤バラ軍の戦争がますます面白くなってきてますし、何よりも白バラ軍の暗号が群を抜いて面白いです。
    日本語に訳すのは大変だったでしょうねえ。
    文句なく5つです。

  • カッレくんシリーズが、もっとたくさんあったらなあ。大好きです。

  • このシリーズ、カッレ君が活躍する事件の方はどんどんエスカレートしていくんですよね~。  もちろん犯罪は犯罪であって、青島刑事(← かなり古い?)じゃないけれど、「事件に大きい小さいはない!」んだけど最初の「名探偵カッレくん」の事件はせいぜいがコソ泥だったのが、第2作「カッレくんの冒険」では殺人事件だし、第3作「名探偵カッレとスパイ団」では産業スパイときています。

    そしてつくづく感じるのは、カッレ君の名探偵ぶりもさることながら、エーヴァ・ロッダの「事件まきこまれ体質」とでも呼びたいような事件を引き寄せるパワーみたいなもの。  もちろん彼女の責任ではないんだけど常にトラブルの中心にはエーヴァ・ロッダがいます。  第1作では犯人がエーヴァ・ロッダのおじさんだったし、第2作では殺人事件直後の犯人の唯一の目撃者が彼女でした。  そして第3作では彼女がたまたま母性本能をくすぐられちゃった相手が産業スパイ一味の人質になる・・・・と。  

    しかもその拉致現場をたまたま見たのみならず、一緒にさらわれる道をエーヴァ・ロッダが自ら選ぶわけで、まさに「事件を呼び込む女」そのものです(苦笑)  でも、そうやって考えてみるとこの一連の物語、実は時代を変えた「騎士道物語」と呼んでもいいのかもしれません。



    この2作品に共通している点に、「殺人事件」とか「産業スパイ事件」という社会的にも大きな事件とカッレくんたち仲良しグループが夏休みの遊びとして興じている「バラ戦争」がほぼ同じ比率で物語に出てくるところが挙げられると思います。  そして、その「バラ戦争」で培われた機転の利かせ方、通信手段、身の処し方等々が「殺人犯」や「スパイたち」との追いつ追われつの中でしっかり生かされ、彼らが何とかサバイブできる素養となっているところが素晴らしい!!

    「バラ戦争」の中で万が一白バラ軍の誰かが赤バラ軍の捕虜になってしまった際に発する緊急信号、それを味方がキャッチしたことを伝える応答信号、敵が目の前にいる時であっても秘密のメッセージを敵にわからないように味方同士で伝え合う山賊言葉・・・・・。  挙げればキリがないけれど、それらが見事に役立っています。  

    まあ、そこがホッとするところでもあり、嘘っぽいところでもあるわけですが・・・・・(苦笑)。  でも、彼らが大事件に巻き込まれハラハラさせられつつも読者にどこか安心感を与える要素にもなっているわけで、ドギツサやショッキングさで人を釘付けにする昨今の表現手法よりは品格のようなものを感じるのは KiKi 1人ではないのではないかしら。

    と同時に、やっぱり子供たちの遊びというのは彼らのように何もないところで自分たちの創意工夫だけが全て・・・みたいな面もかなり必要だよなぁと思わずにはいられません。  KiKi 自身もゲーム大好き人間だし、どちらかと言えば「やりこみ派」なのであんまり偉そうなことは言えないけれど、ゲームに興じている際にふと思うことがあるんですよね。

    「あ、これ、遊ばさせられてるな」

    ってね。  もちろんゲームの中であれこれ冒険して、迷子にもなって、戦い方も相手によってあれこれ試して・・・・というのはあるけれど、大筋は他人が創造した世界の中で、他人が考えたストーリーに沿って、他人が考えたボス敵攻略法を探しているだけ・・・・・みたいなところもあるわけですよ。  そういう遊びの中からは仲間内だけの暗号だとか、本当の意味で自分の身に何らかの危機(もちろんそれはカッレくんたちが遭遇するような大事件ではなく)が迫った際に、何ら応用が効きません。

    遊びの中で身についたものほど、自分の実になる物はない。  

    そんな想いを深くさせてくれる作品だったと思います。

  • カッレくんの2巻目です。図書館で借りました。

    薔薇戦争が文句なく楽しそうです。3対3できちんとルールに基づき争い合っているのが素敵ですね。これをいじめにしない辺りが素晴らしい。
    大勢で多数をいじめるのは卑怯ですが卑怯と思わない子供たちだと
    こういうゲーム感覚の続きで行ってしまうのかな、と。そう考えるとその気持ちもわかるような気がして怖いなと思いました。

    それにしてもこの世の中に悪意を持った人間が存在すると言うことに気づくのは年を一気に2~3歳取ったような気になると言うのはわかる気がします。自分の良く知る町や人がいきなり知らない土地の全然知らない人に思えたり。悲しいことですが悪意と言うものに出会った時にそれを解決するのは時間でしかないのでしょうか。

    恐怖を感じている人は恐ろしいことをする。と言うのも真実だなあと思います。この巻は何となく暗いお話に感じました。まあ現実に悪意を持った人がこれより凄惨な犯罪を犯すことを知っているからなのかな。

  • 愉快痛快。出だしから一気に小学生に戻って読みふけりました。前半の赤バラ軍と白バラ軍の戦争は「ごっこ」なのにスリル満点。夜中の逃走劇は楽しかったー。でも、この前半の盗み聞きや山賊言葉が後の事件の伏線になっているからすごい。後半の事件は1巻より悲劇的で残酷。エーヴァ・ロッタの心の動き、丁寧に描かれていて、寄り添えて、感動しました。また、ラスト一行などの情景描写も絵が見えるようで溜息。カッレくん、13歳には見えないほどの機転と勇気と落ち着き。一方で幼さもあって好き。

  • 読んでいて、こ・こわい…と思った。平和な村に人殺しが現れて、人殺しとエーヴァ・ロッタは少しだけ接触した、というなら普通のお話。しかし、人殺しが砒素入りチョコレートをエーヴァ・ロッタに送りつけるところなど、ぞっとする部分もあった。エーヴァ・ロッタが落ち込んでいるところなど、少年小説にはない痛々しさがあった。
    カッレ君の科学的知識にびっくり。最後の、クラーク兄さんと白バラ軍が出会うところは、はらはらした。子供たちの何にも負けない元気さが楽しかった。

  • カッレくんとその仲間たちの探偵譚。

    今回の事件はちょっとシリアス。
    子どもならではの活躍が楽しいなあ。

  • こちらも再読。あり得ないくらいつぎつぎと物語が展開していくんだけど、それをご都合主義と感じさせないリンドグレーンはさすがだと、大人目線で思った。子どものときはひたすらどきどきわくわくしながら読んだなあ。地球儀のなかに聖像を隠すとか、さすがすぎる(笑)。

  • ストックホルム、スウェーデンなどを舞台とした作品です。

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