ブクログ大賞

モモ (岩波少年文庫(127))

  • 6226人登録
  • 4.13評価
    • (1148)
    • (596)
    • (737)
    • (25)
    • (11)
  • 807レビュー
制作 : ミヒャエル・エンデ  大島 かおり 
  • 岩波書店 (2005年6月16日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (409ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001141276

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
綿矢 りさ
綿矢 りさ
梨木 香歩
有効な右矢印 無効な右矢印

モモ (岩波少年文庫(127))の感想・レビュー・書評

  • 再読。

    ハードカバー版の副題にあるように、『時間どろぼうと ぬすまれた時間を人間にかえしてくれた女の子のふしぎな物語』。
    舞台設定の妙、登場人物の魅力、台詞のあたたかさ、語りの巧みさ、詩のように美しい比喩とその無垢さ、さらには現代社会への風刺…あらゆる要素が調和した完全な童話。ファンタジーがあるから現実はより豊かなものになり、現実があるからこそファンタジーは力を増す―エンデが繰り返す主題が、ここでもまた力強くうたわれているように思う。

  • 子供がイッキに読んだ。
    難しい表現などがあまりなく、スラスラ読めてた。
    いろんな登場人物が出てきて、ストーリーがどんどん展開していくので、飽きないのだそうだ。

    同じエンデの作品でも『はてしない物語』は最高におもしろくて★★★★★なのに対して、『モモ』もすっごくおもしろかったけど★★★★なんだって。

  • 私の人生観を決定的に変えたバイブル的読み物。
    ちなみに今は、賃金労働は最低限に抑え、残りの時間は空想で暮らしています。

    もう一つちなみに、プロフィール画像の猫もモモです。
    物語の主人公のように、ある日何気ない素振りで玄関の前に佇んでいました。

  • 本の断捨離をしても、手元に残しておきたいいくつかの本。
    本を読むたびに頭に浮かぶ決意
    あらゆる制約のある限られた時間の中で、
    精一杯努力して、急ぎつつもゆとりは忘れてはいけない。
    『急ぎつつもゆとり』
    矛盾してる変な言葉ですがこの言葉がぴったり。
    『大事なことはただ1つ、できるだけ短時間に、できるだけ沢山のことをする事です』
    『グレーのスーツを着た「時間どろぼう」は人間の死んだ時間に忙しさやお金に、仕事のために時間やゆとりを失っていく人…。』
    あぁ…怖い怖い。1973年に世に出た本なのに、現代社会や企業で聞くフレーズや想像させられる場面。
    凄いなぁ。ミヒャエルエンデ
    児童文学とは思えません
    忙しいと感じる人、
    なんとなく立ちとまりたい人
    自分を見つめ直す機会になる良書。

  • 素晴らしいの一言。おとなが読む小説でもここまで綿密かつ想像力豊かに空想の世界を描ききった作品はそうはない。子供の頃に読んでおきたかった。子供の頃に読んでいたらもっと好きになっていただろう。そういう本。

  • 時間のこと、人生のこと、これからのこと、今すごく悩んでいるので、深く考えさせられました。楽しみながら、けれどポコポコと大切なメッセージを送られてるような気がして読みました。

  • ちょっと退屈してしまった。もっと若い時に読んだらまた違ったのかな。だけど、自分にとって本当に大切な時間ってなんだろうと考えた。家族や友人と過ごす時間が「善」で、仕事で忙しく過ごすのが「悪」という単純なものではないし。

  • 本の断捨離をしても、手元に残しておきたいいくつかの本。
    本を読むたびに頭に浮かぶ決意
    あらゆる制約のある限られた時間の中で、
    精一杯努力して、急ぎつつもゆとりは忘れてはいけない。
    『急ぎつつもゆとり』
    矛盾してる変な言葉ですがこの言葉がぴったり。
    『大事なことはただ1つ、できるだけ短時間に、できるだけ沢山のことをする事です』
    『グレーのスーツを着た「時間どろぼう」は人間の死んだ時間に忙しさやお金に、仕事のために時間やゆとりを失っていく人…。』
    あぁ…怖い怖い。1973年に世に出た本なのに、現代社会や企業で聞くフレーズや想像させられる場面。
    凄いなぁ。ミヒャエルエンデ
    児童文学とは思えません
    忙しいと感じる人、
    なんとなく立ちとまりたい人
    自分を見つめ直す機会になる良書。

  • 「働き方改革」を議論している時に、業務効率化ばかりに走って仕事の楽しさをなくしてしまうと、「モモ」の時間どろぼうになってしまうと、ボスが言い出したので再読。
    子供のころ単行本で読んで、さらにエンデ全集も実家にはあるので3冊目は買えないと思って図書館活用。
    あらすじは覚えているつもりでしたが、細かいところは覚えていないものですね。
    一見、無駄のように見える時間も、人生の中では貴重なひととき。限られた24時間をどうバランスを取っていくか、課題ですね。

  • なんと自分は時間どろぼうに時間を奪われているのだろうか。
    そして、どれだけ周りから自分を奪われているのだろうか。

    読み終わった今、
    今まで味わったことのないような
    不思議な響きを感じている。

    何度も読みたい本、というより、
    何度も読まないといけないような本だと感じた。

    この本を手にとって本当に良かった。
    本当に。

    単なる児童文学ではない。

  • 大学新入生に薦める101冊の本 新版 (岩波書店/2009) で気になった本。

  • いつ以来だろう。子どもの頃に読んだ、ぼんやりとしか中身を覚えてなかった本を、久しぶりに手に取って読んでみました。

    時間について、生き方について現代社会のいろんな歪みが示唆されていて、考えさせられることが多かった。
    「時間どろぼう」の罪が深いのは、強制的に時間を奪ってしまうのに、形の上では、奪われた本人が"そうする"と意思表示をしていること。味気なくても辛くても退屈でも、自分がそうしようと決めたのだから仕方ないと、諦めさせているところなのかも。

    幸い、私は、退屈しない生き方をしようと、自分なりに意識しながら日々を過ごしているつもりですが、灰色の男たちにお譲りしてしまってる部分がありそうなことは否めない。

  • 誕生日にもらった1冊。
    もらったその日に読み切ったことを覚えてます。

    友達、仕事、約束、夢。
    「時間」はいわば、すべてのエネルギー。

    大人は効率よく勉強しなさい、時間を無駄にしないって言うけど、その無駄ってなに?
    何も持たずに散歩したり、道に迷っても地図を見ずに歩いたり、ぼんやり空を見たり。
    時計の針が刻む数字ではなく、雲の流れから時間を感じる。そういうの、素敵だと思う。

    1番最初に読み終わった時の静かな温かい気持ちを忘れずに過ごしていきたいな。

  • 日々実感している時間の使い方について、時間を倹約しなさいというのではなく、効率よく、自分にとって有意義な時間を過ごすのが大切だということを物語から感じ取られる作品。時間は限られていて皆平等にあるものだから、無駄にするなとよく言われ、自分もうまく時間を使えていないと感じる部分もあったので、この物語から大切なもの、時は金なりの言葉がストンと入り込む。少年文庫とあるが、大切なことが優しく平易に書かれた物語なので、大人にもお薦めである。

  • 現代人の時間の使い方について考えさせられる物語。特に「じじ」の夢を叶えるごとにより忙しくなり、嫌になりながらも、その夢と忙しさを手放すことのできない、という心境に、感じ入るものがあった。

    時間銀行を運営する時間泥棒達が暗躍して、人から大切な時間を奪っていく。かつてゆっくり働いていた大人は、精力的な労働こそが幸せを掴める最短距離なのだと説得され、忙しく働きお金を得るようになる。一方で、働くこととは無縁であった子供達も学校や将来の仕事ために、忙しく、精力的に勉学をし始める。唯一時間泥棒の天敵となった「もも」が時間泥棒二立ち向かう。

  • いろいろ考えさせられる。

    時間のことだけでなく、心について、
    仕事に対する姿勢について、
    子供に対する姿勢について
    人に対する姿勢について。

    人としての温かみを忘れてはいけないことを、
    モモと共に冒険しながら体感することができた。

    日ごろ当たり前に感じていることも、
    当たり前ではなく、
    それらのことについて、
    一つ一つ考えていく「時間」こそが
    私たちには1番必要なものだと、
    強く感じた。

  • 小学生のときに読んで以来の『モモ』。ドイツ語学習のモチベーションになればという気持ちで読みはじめた。しかし、大人に近づきつつある今改めて読み返すと、ただのファンタジーでは収まりきらない何かを持っていることをひしひしと感じた。そろそろ初級レベルから脱することができそうなので、今度は本書の助けを借りつつドイツ語で読んでみよう。

  •  小学生の頃図書室で、大人になってから改めて読んだ本。
     子供の頃は意味がよく分からなかったが、改めて読むと面白い。意味不明さの中に教訓が混じっている。
     友達は大切だ。

  • やっぱ、永遠の名作。

  • モモは勇気ある素敵な女の子だ。わたしも、人の話はしっかりと聞こうと思った。簡単なようでとても難しい。
    姪っ子がもう少し大きくなったらプレゼントしたいな。というのは、大人のエゴかなあ。

  • 時間に追われて自分の気持ちを省みたりする余裕がなくなることはあると思う。
    そんな時のために家に1冊置いておきたい本。子どもより大人に響く話だと思う。

  • 2017.1.5読了
    モモ 頑張ったね。カシオペイアくん、モモを守ってくれてありがとう。演ずる前にみんなこれを読むべきだ、大人も子供もね。

  • 小学校高学年にはぜひ!読んで欲しい。
    大人が読むのもgood。

  • 直ぐ読終わるつもりがけっこうかかってしまった。

    児童書らしく不思議なことが起こる。
    それに立ち向かう、わかりやすい物語。

    小学生の頃からクラスの本好きな子はみんな読んでたんだけど、その頃大字はハリポタ読むのにどハマり中。
    結局きっかけがないまま、この年になってしまったので時間も有るしという事で児童書コーナーで物色。久しぶりに眺める児童書コーナーは面白い。

    内容は凄い迫力を持っている訳ではないが、その言葉1つ1つに重みがあり、なかなか読んでいて、ほーと感嘆のため息でした。
    大人になっても読める素敵な本でした。

  • 時間銀行に預けた時間と、現実世界で倹約された時間は似ているが違うものだ。そこだけ混同しなければ、後は小説世界のとおりで、時間はとても大事で、生きたいまを生きることが大切なのだろう。
    問題提起は素晴らしいが、肝心かなめの解決策というのは児童文学なのでそれらしいものになっている。実際には、自分の時間泥棒たちは自分で見つける他はない。
    ゲームやテレビは時間泥棒だろうか。それは人によって異なりそうだ。作者のあとがきがまたなんとも妙で良かった。

全807件中 1 - 25件を表示

モモ (岩波少年文庫(127))に関連するまとめ

モモ (岩波少年文庫(127))を本棚に登録しているひと

モモ (岩波少年文庫(127))を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

モモ (岩波少年文庫(127))の作品紹介

町はずれの円形劇場あとにまよいこんだ不思議な少女モモ。町の人たちはモモに話を聞いてもらうと、幸福な気もちになるのでした。そこへ、「時間どろぼう」の男たちの魔の手が忍び寄ります…。「時間」とは何かを問う、エンデの名作。小学5・6年以上。

モモ (岩波少年文庫(127))の単行本

モモ (岩波少年文庫(127))のKindle版

モモ (岩波少年文庫(127))の単行本

ツイートする