あらしのあと (岩波少年文庫 151)

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  • Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001141511

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  • あらしの前の続編。第二次世界大戦が終了して1年のオランダ。医者一家の様子。

  • 戦争というものが若い世代に残した爪痕がとてもリアルに書かれてると思った。
    子どもながら命懸けで国の為に闘ったのに、戦争が終わったらあのドキドキした毎日はなく、逆に平凡な日々。
    ひもじいのが当たり前のこどもたちのくらし。
    死んでしまったヤンの事を口に出せないでいる家族。
    再読でしたが、前より心に残った気がする。
    やはり今の社会情勢が私に不安を与えているせいかな。

  • オランダ出身の著者がアメリカに暮らし、アメリカの子どものために書かれたせいか、戦争がじぶんの国土で行なわれるというのはどれほどおそろしくむごたらしいことか分かってほしい、大国として平和のためにつくしてほしい、という読者への強い思いが感じられる。否応なくまきこまれて厳しすぎる現実に適応してしまったこどもたちが、日常を取り戻すまでの苦しみは、読んでいて切ない。

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