- Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
- / ISBN・EAN: 9784001141986
感想・レビュー・書評
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少年少女4人とリス1匹の探偵団、その名は“くろて団”。怪しい住人の正体を暴いたり、宝石泥棒を捕まえたり……。探偵団と一緒に謎を解く、読者参加型推理クイズ。
図書館本。
小学3・4年以上となっているが、漢字が読めれば2年生でもいけそう。
名探偵とはいっても推理はほとんど無く、絵の中から対象物を見つけるタイプ。「ウォーリーを探せ」みたいな感じで、ミルキー杉山よりも簡単。ただ、絵柄の癖でわかりにくい場合もある。
文章は状況説明程度で、おまけみたいなもの。まあ、探すものについてのヒントが入っているので、読解力がつかないこともない、かな?
ほのぼのした絵柄で、ちょこちょこ描かれている動物が可愛い。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「くろて団(黒手団)のメンバーは男の子3人と女の子1人、それにリス1匹。犯人を追いつめる手ぎわのよさといったら、警察顔まけだ! 手がかりがみつかったら、さあ、くろて団といっしょに事件のなぞを一つずつ解いていこう。答えは絵のなかにかくれているよ。探偵に欠かせない推理力と観察力がためされるユニークな本。」
「4ページに1まい、絵のページがある。絵をよく観察すると、くろて団の名探偵たちといっしょに推理ができる。ほら、煙突からけむりが出ているよ。空き家にみえるけど、人がいるんだ!」
(『キラキラ子どもブックガイド』玉川大学出版部より紹介) -
緻密な絵を見ての楽しい謎解き。
ストーリー仕立てになっているが、その展開にやや難あり? -
絵が細かくて、毎ページ考えるのはもどかしく、とばしながら読み進めてしまったけど、探すのが好きな子にはいいかも。
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くろて探偵団は、男の子3人と女の子1人とリス1匹の探偵団。アジトにしている「空港」から見える空き家に、誰かが住みだしたことに気が付いた。戸や窓は閉まっているが、明らかに誰かが住んでいる。調査を進めて行くうちに、ある重要な事件だということが分かって…
岩波文庫の薄い小説。対象年齢は小学3〜4年生だとのこと。大人だからすぐに読めちゃったけど、子どもでも面白くてすぐに読めちゃうかもしれない。それは、挿し絵に隠された謎を追って一緒に謎をといていくから。なんとなく自分も5人目の、いや、6人目のくろて探偵団になったみたいなかんじ。
いろんな謎を解いて行くくろて探偵団のメンバー。だけど、ありがちな少年探偵団と違って、ここからは大人に頼らないとダメだというところをちゃんと見極めている。その大人はちゃんと警察官なんだけど、子どもたちの話をちゃんと聞いてあげて、事件を解決していく。子どもが言っていることだからとバカにして相手にしないということはない。まぁ、そういう物語だからそういう大人しか出てこないんだろうけど、なんか良かった。
ゲーム感覚で読める小説って、なんか初めてだったから新鮮だった。きっと、対象年齢のときに読んだらすごくワクワクして、少年探偵団を結成したくなるんだろうかと思ってみたり。読書が苦手って子に読んでもらいたいな。
2018.9.2 読了
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謎を解きながら読みすすめるのが面白いです。
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推理クイズというか。
見開きの右ページがお話で、左ページのイラストの中から答えを見つけ出す形式。
おもしろかったけど、警察が何もしなすぎで、これでいいの? て思った。 -
「外国の本っておもしろい! ~子どもの作文から生まれた翻訳書ガイドブック」の「4. ミステリー」で紹介されていた10冊のうちの1冊。
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2008/7/30 読了
137ページ
小学校の頃に読んだ本。
謎解きしながら読んだのが面白くて読み直したかったのに、題名を失念していたのを、妹が思い出してくれた。
4人と1匹のくろて団が、切手偽装犯や宝石泥棒・麻薬売人・動物泥棒を捕まえる。
見開きの左ページに挿し絵があり、文中と挿し絵のヒントで謎解きしながら読む。
懐かしさいっぱい。
2010年に復版。 -
つい絵を先に見ちゃう!
中学年向けとあるが、お年寄りの脳トレにもよさそうだ。 -
29年度 6-2 (紹介のみ 3分)
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児図研の講演会がきっかけで読んだ。探偵団の一員となってともに手掛かりを探す楽しさがある。一気に読んでしまった。
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絵の中に答えを見つけながら推理していく、子どもたちは楽しんで読むだろう。ゾロリばかり読んでる子たちが次に手に取ってくれるといいなあという話も出たけれど、私はゾロリを読んでないのでどうなんでしょうね。
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読むことが苦手、本を読むことを苦痛に思っている小学生にすすめたい本。文と絵の両方を読むことで謎を解いていく形式になっています。
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イラストから答えを探して進む方式の物語を出すのが、岩波としては珍しい。
日頃あまり読まない子どもも楽しめると思う。
著者によるイラストがとてもよい。この絵が本書の魅力の半分を占める。
イラストによる問題は難しくはないけど、まあ、老眼の人には厳しいです。
「くろて」ってなんだろうと思ったら「黒い手」なのね。ひらがなだと何のことかわからなくて困った。でも「黒手」と書いても「くろて」って読んでもらえないかもしれないしねえ。 -
小学校の頃、図書館で見つけて夢中になった本。
昨年復刊されていたとのいうのを先日知って急いで購入。
本を開いただけで、懐かしさに顔がついほころんでしまう。子供のころわくわくしながらページを繰った気持ちを思い出しつつ楽しんだ。
今の子供にも楽しんで欲しい。 -
子供向けの、探偵小説。
絵を見て謎を解く、というのが面白い。
大人の私も真剣に絵解きをしてしまった☆ -
★小4の娘のお気に入りです。