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- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784001142402
感想・レビュー・書評
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前作に続きチェコの作家を読む。
ヨゼフ・チャペックは、カレル・チャペックのお兄さん。
本作は、チェコでは一家に一冊あると言われるほど、長く読みつがれてきた児童文学の古典だそうだ。
これも前作のラダ同様、ヨゼフが娘に語り聞かせた物語。
こいぬとこねこは、人間の大人と同じようにやりたいと思っているが、なかなかできないことから、おもしろさが生まれる。
チェコの風習や美味しいもの(マザネツ、ヴァノーチカ、コラーチ)なども書かれていて興味深い。
チェコの子どもたちには生活の一部、身近なおはなしなのでしょう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
チェコの古典児童文学だそうだが、とても読み易く、小学校1〜2年生の初めての1人読書にも向いていると思う。程良く異国情緒が効いていて、また「どこの子どもも同じ」という向きの話は相応に、多文化を見るきっかけとしても興味深い。これが新聞で連載されていたというのも良い…日本の新聞も、購読者を増やしたいなら児童文学の連載くらいしてもいいのかもしれない。すごく面白いというのではないが、自然に読める1冊だと思う。