はてしない物語 下 (岩波少年文庫 502)

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  • Amazon.co.jp ・本 (418ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001145021

感想・レビュー・書評

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  • 乗り切れなかった…。
    読むのが辛くて辛くてしんどかった…。

  •  弱虫の少年が、本の世界の滅亡を救い、自分の人生までも変えてしまう所です。 
    (T.S.先生)

  • 面白かった。
    自己発見、回帰の物語。
    汝のほっするところをなせ。
    これがいかに、容易でないか。

  • 上下セット読んだ感想だが、上はあくまて摩訶不思議ファンタジーの序章に過ぎない感じ
    下のエンデにしかかけないような社会的批判も込めたメッセージも突き刺さる
    とはいえ余りにも幻想的すぎる描写が多く、想像力が追いつかないところも多々あり…

  • 児童文学ってやはり面白い。奥が深い。
    著者が自身の人生から得た教訓とかメッセージを、子どもとか読者に、極力説教くさくなく楽しく飽きさせずに伝え考えてもらうために、ファンタジーとか寓話のスタイルを借りて語る。だから内容は抽象的になり、読み手としては抽象から具体に変換して理解するプロセスが必要になる。そのプロセス自体が頭の体操になるし、変換のし方によって理解のし方は千差万別であり読者の裁量が大きいということが児童文学の魅力だと思う。

    モモにも共通することだけど、遊び心とか好奇心とか冒険心を大事にしよう、自分の好奇心は果たしてなんなのか向き合うことを忘れないようにしよう、そういうことを大事にしている人たちが形成する世の中が本当に豊かな世の中だよね というのがこの物語の本質だと理解した。

    それはとても共感する。自分も年齢を重ねても純粋な好奇心を大事にしたい、心の底で本当はやりたいと思っていることをちゃんと自覚してちゃんとやって楽しく生きたい、そんな生き方を我が子に見せたい と思った。

    調べてみたら、エンデさんはわりと最近までご存命で、戦前戦後のドイツを生きた人だということがわかった。どんな経験を経てこんな素敵な物語を残すに至ったのか、もっと詳しく知ってみたいと思った。

    あと、この書評が面白かった。
    https://blog.tinect.jp/?p=62200

  • 過去がなくなったものには、未来もない。

  • 日常のごく平凡なことの中に気がつかなかった秘密がある。バスチアンは、自分の事の記憶がなくなっていくことに疑問もなく、ファンタージェン国で過ごすが、アトレーユに助けられ戻ってくることが出来た、本当の望みもわかって良かった。そしてお父さんとの関係も修復、本屋さんとの関係もさらに深まり、いじけたバスチアンでなく、前向きなバスチアンになるのです。大切なものがわかっているって、生きる上でとても大切なことだとあらためて感じました。

  •  大人になってから読み終えましたが、夢中になって読み終えました。万物の創生者になった主人公。しかし、代わりに自分自身を徐々に失い、物語に侵食される様に、どのような終わりを迎えるのか気になりながら読んでいました。
     結果、とある結末で物語を終えたのですが、自分は自分でいいということ。そして、何より自分自身を愛することの難しさと大切さを。この物語から教わりました。出会えてよかったです。

  • 不思議なものがたりだった。いくつかの日本の作家の小説はこの物語と似ていて、参考にしたのだと思った。

  • 2022.12.23
    共感性羞恥がしんどくて読むの時間かかった。
    何度かバスチアンをぶん殴りたくなるけど、進むにつれて愛しくなっていって、最後は抱きしめたくなる。

    訳が読みにくい部分もあるけど、全体的に大満足。

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