ドン・キホーテ (岩波少年文庫 (506))

  • 173人登録
  • 3.54評価
    • (8)
    • (19)
    • (30)
    • (1)
    • (1)
  • 26レビュー
制作 : 牛島 信明  牛島 信明 
  • 岩波書店 (2000年6月16日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (375ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001145069

ドン・キホーテ (岩波少年文庫 (506))の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 結局、悪い人を懲らしめるのではなく、勝手に悪いと思った人を攻撃し、勝ったり負けたりするおじいさんのお話だった。

    サンチョが、島(?)の領主になった話が一番面白かった。

  • おもしろくて、悲しい話ですね。

  • 古典中の古典、名作中の名作と言われながら、実は世界中の殆どの人が読んでない『ドン・キホーテ』。
    欧米の文学者アンケートでお勧め古典の第1位に選ばれたという『ドン・キホーテ』。

    お友達からの推薦があり購入。
    牛島信明さんの名訳『新訳ドン・キホーテ』は原典そのものの翻訳で前編3冊・後編3冊となり長い。
    この本は同じ牛島さんの名訳で読みやすい上、原典を損なわないように仕上げたらしいので選んだ。

    さて、…

    最初から頭をガツンとやられた!

    ドン・キホーテの頭がおかしくなった原因は本の読み過ぎ。
    その結果、風車に突撃したのだ。

    僕も40歳を過ぎた頃から読書を始め、今では身近な人たちに「本読み過ぎ」、「本ばかり読んでる」と非難されている。
    僕は「まだまだ全然読んでない・全然読めていない・もっと読みたい・本だけ読んでいたい」と思っているくらい。
    昔の僕を知っている人達からすると狂ったと思われても不思議ではない。

    やがて読書で得た知識を実践して少しずつ成果が出てきて、最近ではその成果を周りに広めたいと思ってきている。
    周りの皆さんにお役に立ちたいとかお手伝いをしたいという気持ちなのだ。
    ・現時点では具体的なイメージが固まっていない状況。
    ほとんどの人には夢のようなこと、と言われ本気にされなかったり理解されない。
    周りからは“風車”に突っ込むのと同じだと思われている。

    そのように、狂って風車に突撃したドン・キホーテを自分に重ねてしまった。

    風車の後もドン・キホーテは勝手な自分の妄想をもとに世間に迷惑を、それもかなりヒドい迷惑をかけ続ける。
    お供のサンチョなどは何度も死にそうな目に遭う。

    これも次のように自分に重ね合わせた。

    読書を続けているうちに自分では多少は物事を分かったつもりになってきてしまう(恥かしいことだ…)
    その結果、相手が困っていると良かれと思い提案したりアドバイスしたりしてしまうのだが、これは相手には上から目線だと思われてしまう。
    相手は「困っている」と言いたいだけで殆ど解決を求めていないパターンが多い。
    周りからしたら僕は迷惑なのだ。

    冒険の旅を続けるドン・キホーテは、やがて本を書かれるほど有名になり、意地悪く狂人具合を楽しんだり、優しく受け入れたりする人達が現れる。

    さらにこれも次のように自分と重ね合わせた。

    いつも公私ともに楽しそうにしていており(本当に楽しい)、ある時は読書や速読(フォトリーディング)を勧め、ある時は知識を受け売りし、ある時はもっともらしいことを語る僕は、周囲にはあまりいないタイプなので、おそらく「変な人」と思われている。
    それでも皆さんに優しく温かく楽しんで頂いたり、受け入れて頂いている。
    これには感謝したい。

    この本では最後にドン・キホーテは正気に戻って死んでゆく。

    僕は今のまま読書に狂ったまま“風車”に向かって突撃したいと思った。

    さて、最後に思わずハッとした名場面を書いておく。
    次の2場面はセルバンテスがドン・キホーテの口を借りて自分の意見を書いたと思われる。

    P.173、174
    ある名士に対して子育てについて意見を言う場面。
    子どもの持って生まれた傾向で、好きな学問をさせてあげるべき、と話す箇所。
    この時代に読んでも納得。

    P.249〜256
    付き添いのサンチョがある島の領主になる前日、心構えを伝える場面。
    人としての心構えとしても大いに勉強になる。

  • ボケることが幸福と水木サンがゆうてたけど、まさにそのお手本。サンチョとの掛け合いがオモチロイ。
    もっともっと旅は長いはずで、会田訳がよいらしい。色々読み比べてみたいが!出来るかな。

  • ドン・キホーテの話す内容は、すごくまともだったりして、惑わされる。島を統治することになるサンチョに与える忠告は秀逸。

  • 岩波文庫版に挑戦して敗北したが、岩波少年文庫版でリベンジ。文体が冗長なので、抄訳じゃないと読み切れない。とはいえドン・キホーテとしての最初と最後は載っている。とくに最後のエピソードには泣ける。あれ、風車の話あったっけ?

  • 昔の作品なのに楽しく読めました

    現在でも小説の読み過ぎで頭がおかしい人が出てきてもおかしくない

    そこに普遍性を感じました

    周りの狂人(主人公)に対する態度が暖かくて微笑ましかったです

  • 表紙のドン・キホーテの目つきがなにかしらすべてを物語っているように感じる。

    騎士道にハマり、従者のサンチョ・パンサを引き連れていきながら遍歴を繰り返していくドン・キホーテの半生が語られている。

    「ドン・キホーテ」なんて聞くと、やはりイメージとしては、しゃにむに風車に突っ込んでいく狂騎士のイメージが強いけれども、
    著者のセルバンテスの生きた時代は、スペインの国力、キリスト教勢力がともに没落しつつしていた時代。
    そんな時代にセルバンテスはこの物語に何を訴えかけたかったのだろう、と思ってみる。

  • 最初だけ読んでおしまい。自分が小学生でドン・キホーテのようなおっさんがいればすごく楽しんだに違いないが、今読むと「大変だな」という気分が先にきてしまう。表紙の絵がこんなにてらてらしたかんじじゃなくて、もう少しドワーフ小人風のルックスなら受け入れられるかもしれない。

  • 思い込めばそれは真実。(風車も大巨人になる)

全26件中 1 - 10件を表示

セルバンテスの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
村上 春樹
遠藤 周作
デール カーネギ...
ヘミングウェイ
フランツ・カフカ
有効な右矢印 無効な右矢印

ドン・キホーテ (岩波少年文庫 (506))に関連する談話室の質問

ドン・キホーテ (岩波少年文庫 (506))を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

ドン・キホーテ (岩波少年文庫 (506))を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

ツイートする