三国志 中 (岩波少年文庫 533)

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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001145335

作品紹介・あらすじ

玄徳の蜀、曹操の魏、孫権の呉と、天下は三国の対立時代に入る。ある時は、思いがけない策略で人の裏をかき、ある時は、並はずれた力で相手を圧倒しながら、波瀾万丈の戦いは続く。中学以上。

感想・レビュー・書評

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  • 羅貫中の三国志演技を児童書で読みました。

    本書をいきなり読んだ場合、次から次にいろんな武将がでてくるので訳がわからなくなるとおもいつつも自分は(振り返れば10代ですが)横山光輝のマンガ、青い鳥文庫、そして光栄のゲームで予習済みなので、まあまあ物語を想像しつつ読了できました。

    当時は、関羽、張飛、諸葛亮などの英雄の活躍が印象的でしたが、改めて大人になって読むと、やたら人間を皆殺しにしていて、その割に身近な人間が死んだときはひどく悲しんでいる描写が多々あって今更ながら狂気じみた物語だなあとも思った(笑)。

    そして光栄のゲームの武将能力値は三国志演義の武力、知性、義理人情などを忠実に再現しているなあと納得、三国志を理解するにはゲームプレイ必須だなって思った。

    (上・中・下巻あわせての感想です。)

  • 登場人物が多すぎて、誰がどの陣営の人物なのかピンと来ず文章を読み進める間も頭はフル回転状態。心の中で泣きながらよんでいます。記号を読んでいるみたいな感覚。三国志は興味があるのだけど自分との相性が悪いのかなあ。それでも何とか読破。上巻でお気に入りだった関羽、張遼の出番が少なく残念。中巻では蜀方の老将軍黄忠がいい活躍をしているかなあ。ともかく曹操・劉備・孫権の動向を中心に一通り三国志の物語を読んでいきたいと思う。

  • 「漢帝国が滅びると,中国には戦乱がつづいた.魏・蜀・呉の3国対立時代をへて司馬炎が天下を統一するまでの100年,いくたの英雄豪傑がいりみだれ,力のかぎりをつくして戦う.」中学生から

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/722675

  • まだまだ乱世は続いていく。

    読み進めていて、この人はこういうキャラだ、というのがわかってくる。それが時には単調と感じることもあるし、きたきた、と盛り上がることもある。この巻で面白かったのは、味方側にいるはずなのに隙あれば孔明を排そうとする周瑜。

  • この本を読むことを通して、中国の歴史などについても学べるため、おすすめする。

  • 上巻の最後でようやく諸葛孔明を三顧の礼で迎え入れた劉備玄徳。  この中巻は三国志物語の中の最大の見せ場・・・・とも言える「赤壁の戦い(レッドクリフ)」を中心に展開します。  諸葛孔明は荊州(けいしゅう)の劉表のもとに身を寄せ、いわば流浪の身だった劉備に対し、曹操への対抗策として「天下三分の計」を説きました。  すなわち、劉備が荊州と益州を領有し、劉備、曹操、孫権とで中国を大きく三分割し、まずは国力を蓄えてその後孫権と結んで曹操に対抗し、天下に変事があった際には曹操を打倒し漢王朝を再興する、というものです。  ああじゃこうじゃと屁理屈や言い訳の多い(?)劉備に対し、いかにも現実的な諸葛孔明です。

    (全文はブログにて)

  • さすがに湯川先生の名前くらいは知っていたけど、何をやったかなんてさっぱり知らなかったときに、実はその弟の書いたものを読んでいたんだなあ。多分岩波文庫の小川環樹訳の三国志を易しくしたんだろう。まだそっちは読んでないけど、そのうち。

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著者プロフィール

生没年不詳。中国の元末・明初の作家。『三国志演義』、『三遂平妖伝』、『残唐五代史演義』、『隋唐両朝志話』などの通俗白話小説の編者とされる。

「2019年 『三国志演義 4』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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