水滸伝 上 (岩波少年文庫 541)

  • 岩波書店
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感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (326ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001145410

感想・レビュー・書評

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  • 次から次へと好漢が出てくる。ワクワクするが、その全てを追えない……笑
    メモを取り、チラ見しながらページを捲っていった。

    各方面で、水滸伝なら松枝訳がオススメというのを聞いて、あえて少年文庫版。文字が大きく読みやすい!しかし、やっぱり縮約版なので、各エピソードは短めで、展開もかなり早い。とりあえず入門編ということで。

    古くから読まれている物語は流石に面白い!俺は登場人物では林沖に肩入れしつつある。

  • 中国のおカタイ武勇伝かと思いきや、コメディ要素たっぷりのチャンバラで驚いた。
    一人一人の主人公が少しづつ繋がっていて面白い。
    次巻がとても楽しみ。

  • 水滸伝を読むきっかけは筒井康隆著『俗物図鑑』なのである。きっかけが俗物だ。天保水滸伝や梁山泊という単語は知っていたが、本家本元の物語は初読み。中国の古典らしく、登場人物の行動などのスケールが大きい。物語の発端での伏魔殿に封印された108の妖魔を逃がしてしまう話は、どこかパンドラの箱を彷彿させる。軍人などそれ相応の地位にあった者が、陰謀、短気、欲望などから罪を得て梁山泊に集まっていくことろで上巻が終わる。梁山泊の頭領だった王倫が思えば哀れだ。武芸の腕はなくとも知恵で統率することもできたかも知れないのに……。

  • 中国ドラマの『水滸伝All Men Are Brothers』を視聴して以来、小説でも読みたいなぁと思い続けて、やっと手を付けられた。 なかなかに下品なシーンがあるし、なかなかにエグい。 林冲の性格がドラマではかなり良く描かれてたんだなぁと思った。 ドラマで好きだったキャラはまだ出てきてないけど、終盤に向けて読んでいくぞ。

  • [評価]
    ★★★★☆ 星4つ

    [感想]
    横山光輝『水滸伝』は飛び飛びに読んだことがあるだけで、しっかりと読んだことがない『水滸伝』
    読みやすい内容でなるべく原文に近いものを調べたところ、岩波少年文庫の水滸伝が良いとわかり、図書館で借りて読んだが確かに読みやすかった。
    同じ四大奇書である『三国志演義』と比べると個人の物語の連続で一話毎に主人公が変わって行くのが不思議な感じ。
    一方で主人公たちが善とも悪とも言えない、独特の価値観で行動しているのが特徴的で中には首を傾げるような行動もあり、ビックリしながら読み勧めている。

  • 不正を義賊たちが正すというストーリーは惹かれるのだが、いかんせん登場人物が多すぎて…。前話に登場した人物が次の話にも出て、また新しく登場した人物が次へ…、と上巻だけだと少しワンパターンに感じる…。

  • 中国各地の好漢たちが梁山泊に集い、義を持って不正を懲らしめる物語。
    勧善懲悪的な読み物だと思い読み始めたが、必ずしもそうではなくて気に入らないことがあれば酒場を荒らしたり、金銭を奪い取ったり・・目的のためには手段を選ばないといった表現のほうが適切かなと思った。
    朝廷に忠義を誓い、朝廷に歯向かう勢力の平定に命をかけたのに、最終的には皇帝に取り入る宦官や官僚によって殺されてしまう残念なお話

  • 中国史が好きな人にはたまらない書なのかと思う。ゲームでも三国志になじみのない状態では、なかなか入っていけなかった。



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    【要約】


    【ノート】
    ・成毛10冊

  • なんだかんだ周囲で話題にのぼるので。キャッチコピー的には好漢とか勧善懲悪よりも、「全員悪人」の方がしっくりくる。こんなに残虐なお話でしたっけ?昔々の記憶はほとんど蘇らず。逆に新鮮な気持ちで中巻・下巻も読み進めたく。

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