- Amazon.co.jp ・本 (173ページ)
- / ISBN・EAN: 9784001145526
感想・レビュー・書評
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世界名作にはいる作品で
タイトルもなんとなくの話も
知ってはいるけれど…
実際には読んだことがなかったので。
物語は、
弁護士アスタンの目線により描かれる。
ジーキル博士は、
世間から尊敬される立派な存在。
一方、ハイド氏は会った人が不安になり
理由もなく嫌悪する存在。
ジーキル博士が死んだり行方不明になった際
ハイド氏へ財産を遺すよう遺言を託された
弁護士アスタンは、2人の間に
どんな関係性があるのか不思議に思う。
数々の悪評を巻き起こすハイド氏。
世間の一線から退くジーキル博士。
ジーキル博士との連絡が取れなくなり
いよいよ博士の書斎に踏み込み…。
親友の医師ラニョンとジーキル博士の
2人の手紙により真実をしるアスタン。
偽善について、
人間の二重性について問う。
探偵小説ではないが、真実はなにか
創造しながら読み進めるスタイルは
当時新しかったろうと思う。
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最近入手したボードゲームの原作で名前は聞いたことあるけど読んだことがなかったので図書館で借りて読んでみた。解説を読んで納得したけど前半はコナンドイルっぽいミステリーのような文章で謎が深まっていく。そして後半の独白で全てが明かされる。有名な話なのである程度は分かっていたつもりだけどジーキル博士の悲哀や周囲の人間の落胆、動揺が細やかに書かれていて非常にドラマチック。ハイド氏が登場した途端に嫌いにさせる文章力がすごい。
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人間の善と悪、二重人格について書かれている。ミステリー調で読み進めやすい。
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善悪について考えさせられる一冊です。精神分裂(二重人格)を重厚的に描いた傑作のひとつです。
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ジキルとハイド、という名前は聞いたことがあるだろうが、元の話をちゃんと読んだことがないという人にぜひ読んでほしい。単なる勧善懲悪のはなしでは見えない、善もたやすく悪になってしまう弱さから人間について多面的に考えるきっかけをつかんでほしい
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翻訳が微妙なのかどこ読んでるかすぐ分からなくなる。
結末もこれで終わりなのって感じ。 -
だいぶ前に読んだ本ですが…笑
精神分裂という概念をはじめて表した話だそうですね(父曰く)。
ジキル博士の恐怖を想像すると、同情します。。
ストレスコーピングって大切ですよね。いい子でいなきゃ!と思って、溜め込んで溜め込んで…。
薄いし、手軽に読めるので、
おすすめです( ^ω^ ) -
さくっと読める世界の名作ということで図書館でささっと。
二重人格の話ということぐらいの予備知識で読んだけど、欲という悪に落ちていく精神みたいなのはすごくわかりやすく表現されていた。
ハイドになると身体も変わるってのは知らなかったなぁ… -
作品名は何度か耳にしていたものの、実は大学生にもなった最近まで全く内容を知りませんでした。
有名だといわれているだけに、お恥ずかしいw
言わずもがな、内容は二重人格のお話です。
この本は中学生向けだと伺いました。
文章も易しく、ページ数が少ないのでスラスラと読めます。
もし私のようにまだ一度も読んだことがなかったという方がおられましたら、是非この本をおすすめします。