こわれた腕環―ゲド戦記〈2〉 (岩波少年文庫)

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制作 : ゲイル・ギャラティ  Ursula K. Le Guin  清水 真砂子 
  • 岩波書店 (2009年1月16日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (259ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001145892

こわれた腕環―ゲド戦記〈2〉 (岩波少年文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 物語の4分の3は、閉塞感が漂い、暗い。ページをめくる手も重かった。しかし、敷かれたレールは正しいのかと主人公が自らの意志で考え始めた時、重圧の闇の世界に一筋の光が差すようだった。あきらめずに読んで良かった!と思った。

  • 世界三大ファンタジーの1つ『ゲド戦記』の第2話。
     
    私は個人的に第1話より、この第2話の方が好きです。
     
     
    アチュアンの国の墓所の地下に広がる
    暗く、広大な迷宮。
    そこを守る大巫女の少女アルハ。
     
    そこに隠された宝物とは?
    そしてゲドはどのようにこの物語に関わってくるのか?
     
    大人向けのファンタジーを読みたい、
    という方におすすめです。

  • 引用
    ・自由は、それを担おうとする者にとって、実に重い荷物である。勝手のわからない大きな荷物である。それは、決して気楽なものではない。自由は与えられるものではなく、選択すべきものであり、しかもその選択はかならずしも容易なものではないのだ。
    ・あんたは、決して残酷さや闇に奉仕するために生まれたんじゃない。あんたはあかりをその身に抱くように生まれてきたんだ。

  • 今回は前作ゲドが老婆から授かった世の中を平和にする力があるといわれるエレス・アクベの腕環のお話。
    腕環の片割れを持つアチュアン神殿の大巫女アルハ(テナー)は、先代のアルハが死んだ日に生まれたというだけで、家族や故郷、名前までもを捨てさせられてしまった可哀想な女の子。
    アチュアンの地下迷宮を舞台に、呪われた運命を背負うテナーをゲドが救いだし腕環がひとつになります。

    うーん。世界観は抜群にすきなのだけど...。どうも文章に深みがないというか...いまいち乗れないのが残念。
    やっぱり自分の想像力が乏しいことが最大の難点ですね。
    宮崎駿がアニメにしてくれたらすっごい映像になる気がするもんなあ。
    地下迷宮とか宝物庫やら壁画の間なんてもろジブリだもん。

    次はいよいよ本命の3巻。ここがジブリで映画化した部分らしいので楽しみです。

  • お墓の地下迷宮とか、名なき者たちとか、恐い要素が沢山のなかで、ハイタカとテナーのやりとりが驚くほど健全で明るくて普遍的でホっとする。

  • 生まれ変わるためには人は死ななければならない…この言葉の本当の意味を知った気がします。
    でも「別の見方をもってすれば、さほどむずかしいことではない」

    テナーが自由になる過程は自分と重ね合わせてつらかった。
    闇の力から完全には自由になれず苦しむ姿。
    「悪の奴隷となっていたずらに費やした歳月を悔やんでは泣き、自由ゆえの苦しみに泣いた」
    「彼女が今知り始めていたのは自由の重さだった」
    自由は苦しくて重い。
    奴隷のままでいる方が楽なこともあるから。
    諦めたり目を背けたりができるから…。

    でも、目をしっかり開けて、見据えなきゃいけない。
    苦しくてもつらくても足を止めちゃいけない。

  • 1巻より断然面白い。1巻よりだいぶ狭い世界の話なおかげで、世界観の描写がとても充実している。はじめの1/3くらいは神殿での生活を延々と描くだけでほとんど展開らしい展開はないが、世界観を積み上げていく感じがとてもいい。展開のある後半よりも、ひたすら描写に徹する前半の方がかえって読んでて面白かったように思う。

  • 中学生の頃読んだ時、「自由の重さ」をいまいち実感できないまま、読了したことだけは、内容を忘れても覚えていました。
    今回再読し、テナーがいたずらに費やした歳月を悔やんで泣き、自由ゆえの苦しみに泣いたとき、今の私と重なりました(とはいえ、私はおそらくテナーの倍くらいは生きてるはずなんですが)。

  • ジブリ映画ゲド戦記の原作ということで気になってた作品。図書館に2巻目からしかなくて、しかたなく今作から読み始めてみました!
    映画で見た通り、原作も暗い雰囲気だったなぁ。一作目読んでないからかところどころ話が入ってこなかったり、、。文章というか心理描写がすごく深くて、戸惑ったりした。
    まだまだ自分の読み取りが浅くうまく話に入っていけなかった部分があったので、評価は低めですが、大人が読んでも考えさせられる作品だなぁと思いました。

  • ゲド戦記の中でも特に好きな話です。
    一度目に読んだのは小学生の時。
    高校生になってから読み直したことで、以前には読み飛ばしてしまっていた深い洞察が得られました!
    テナーが大好きです

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こわれた腕環―ゲド戦記〈2〉 (岩波少年文庫)の作品紹介

ゲドが"影"と戦ってから数年後、アースシーの世界では、島々の間に争いが絶えない。ゲドは、平和をもたらす力をもつエレス・アクベの腕環を求めて、アチュアンの墓所へおもむき、暗黒の地下迷宮を守る大巫女の少女アルハと出会う。中学以上。

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