- Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
- / ISBN・EAN: 9784001150254
感想・レビュー・書評
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ライオンと魔女
魔術師のおい
と読んで来て、いちだんとキリスト教的な教えをそこここにかんじる物があった。
貧しい生まれの少年シャスタが、義父に身売りされそうになり、馬とともに逃げ出すお話し。
まあ、冒頭からこの男の子はナルニア国の大事な人なんだろうなと分かるわけですが。。
でももともと持ってるシャスタの気質が素晴らしくて素直なかわいい少年なので、愛着を持って読み進められます。
タシバーンの都で、初めてナルニア人と出会った時の、シャスタの印象が述べられてるところが好きです。
_その人たちは、親しくしてくる相手なら、だれとでも仲よくしようとし、そうでないなら、気にとめないように見えました。シャスタは、こんなにすばらしいことに出会ったのは、生まれてはじめてだと思いました。_
また時々子どもらしく、大人の言うことに首を傾げるところも好きです。
_ほんとうは黄色いくせに「白」と呼ばれているブドウ酒_
まったくおかしいよね、シャスタ。
そして、何度も孤独で怖い目にあっても、やはりいつも見守ってくれる存在があることも、このナルニア国物語の優しいところ。
いつもアスランの存在がわかるので、安心できます。
また、国境の千人もいい味出してました。
ライオンの出現に恐れおののき、フィンやアラビスを差し置いて逃げ出してしまった自分をはじていたブレーに、千人はこう言ってくれます。
「そなたはいい馬じゃ。そなたが失ったのは、うぬぼれだけじゃ。」と。
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ほっとするお話。
今まで読んだシリーズでは、一番盛り上がらなかったものの、幸せな結末にほっとする。
あと2冊でシリーズが終わってしまう…
寂しいけど、読みたい! -
人としてどうあるべきか、またそうできない時にはどんな気持ちになるのか…を物言う馬の言葉として表してある。
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ナルニアは寒冷で農業不可のうえ、獣の形をした悪魔やフォーンなど妖怪が棲んでいる。最近温暖化したらしいがラスボスに巨大なライオンが仕切っている、ので征服に値しないとのティスロク王の判断は正しかった。詮議無用でナルニア軍がアーケン国防衛に駆けつけたのはおそらく両国に防衛協定があったのだろう。ブレーとフインは結婚せず、良い友達で一生を終えた。四王君臨の“黄金時代”は何年ぐらい続いただろうか。(児童文学の常だが)無責任に4王が失踪のあと、アーケン国ラム大王がナルニアを併合したとしか思えない。アスランが干渉したのも
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巻ごとに、ナルニアの世界に引き込まれる。
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2018.9.17
久々のナルニア。
すごい面白い -
貧しく虐げられていた少年が実は王子だった!、という今思うとベタっちゃベタな展開なんだな~~。
「少年と馬」じゃなくて、「馬と少年」って馬が先に来るのがナルニアだな~~~と思うよ。
イマイチ慇懃無礼なブレー、嫌いじゃない。 -
ライオンとカスピアンの間。
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C.S.ルイスの『ナルニア国ものがたり』は子供たちがナルニア国という不思議な魔法の国にワープしてしまうという物語です。当然、子供たちは勝手の分からない困難と遭遇します。子供たちが勇気と知恵を振り絞って問題解決と真摯に立ち向かうところが読者である我々に取って一番の見どころです。とりわけ私が好きなのは『朝びらき丸東の海へ』のラストシーンです。光輝く海の中を漂う朝びらき丸のイメージが忘れられません。
文学部 T.Y
越谷OPAC : http://kopac.lib.bunkyo.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=301791