オオバンクラブの無法者 (アーサー・ランサム全集 5)

  • 岩波書店
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (452ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001150353

感想・レビュー・書評

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  • この頃一番楽しみに読んでいるシリーズです。読み終えてしまうのがさみしいです。
    今回は前巻に出て来たD姉弟のお話とあったのでどうだろう面白いのかな?と少し不安に思ったのですがあにはからんや。なかなかスリリングな展開で面白かったです。

    それにしてもこの作品に出てくる大人は素敵な大人ばかりです。そりゃあマーゴレッタ号の愚連隊もおりますが良識ある大人とはできうる範囲で子供を尊重し、その責任をきちんととらせ、子供の手に余る出来事が起った時行動する。きちんとその目で安全を確認した後は子供を信頼して口を出さない。いやあなかなか出来る事ではありません。

    トムと双子がアマゾン海賊やツバメ号乗組員と出会ったら物凄い冒険になるだろうな〜なんて思いました。次も楽しみです。

  • 鳥を護るため、他人の船を流したトムの逃避行を助けるD姉弟。

    (1994年11月30日読了)

  • 改めて読んでみて、何気にこの話は緩急──起承転結──がはっきりしていて、小説としてシリーズ他の作品より良くできてるかも、と思った。トムとマーゴレッタ号の追いかけっこはスリリングだし、ポートとスターボードがトムたちを追いかけるのもドキドキですよ。また、占いの伏線もよくできてると思います。成功を収めるウィリアム。
    おかげで赤丸急上昇しました。現在2位(2位が3冊…)の位置につけております。

    この話にはDきょうだいが出てくるけど、割と影は薄め。主役はトムだからね、しょうがない。
    トムってジョンと思考が似てる気がする。やっぱり「お兄ちゃん」だからでしょうか。ナンシイだったら、ドットが言うように問答無用で船を流してしまうだろうけど、トムはそれを決意するまでにいろいろ考えたし、ジョンもそうだろうなあと。

    それにしても、保護者が1人いるとはいえ、子供たちだけでこんな旅に出してしまうなんてイギリスってすごいなあ。まあ、時代違うけど。今の日本じゃ考えられないよね?できる子供たちもすごいけど、できるように仕向け、かつ信じて出せる親もすごいなあと思う。

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