- Amazon.co.jp ・本 (577ページ)
- / ISBN・EAN: 9784001150841
感想・レビュー・書評
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「恋人から引き離されてリンゴ畑の井戸屋形にとじこめられている少女ジリアンを,6人の娘たちが牢番として見張っています.陽気な旅の歌い手マーティン・ピピンは,美しく幻想的な6つの恋物語をくりひろげて娘たちの心を奪い,首尾よく牢屋のかぎを手に入れます.ファージョンが作家としての地位を確立した傑作.」
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新設校で本が少ない中、「中学生になる前に図書館で一番分厚い本を読んでおこう!」と小6夏休みのはじまりに選んだ本でしたが‥
ひとつひとつが冗漫な恋物語で、最終章でやっと面白く感じられたので重さに耐えて頑張って読んで良かったとは思うものの、とても読書感想文も書けず、この時間で他にもっと読むべき良書があったのではと思っていました。
他の方のレビューで、好みが別れる、実は深い‥などなどあるのでまた時間があれば年をとった今で読みたいかな‥続編まで読む時間とかなかなか取れる気がしないけれど -
恋のために幽閉された娘ジリアン。その恋人ロビン・ルーの嘆きを見かねた旅の歌い手が、難攻不落のリンゴ畑にのりこんでいく。
リンゴ畑で語られる6つの恋物語と、リンゴ畑では語られない7つめの恋物語。すべての様相が一変するどんでん返しが素晴らしい。
中学生の頃この本が大好きだった。どんなに好きだったか、ちょっと見当がつかないくらいである。(もっとも、そういう本は他にもある。中学時代は読書lifeの華だった。)
続編『ヒナギク野のマーティン・ピピン』のために、この7つめの恋はさらに輝きを増す。…胸が痛むほどに。 -
「ブックリサイクル」でGET
今年はやっぱり石井桃子さんの本でしょう❤ -
素敵だ。優しいマーティン・ピピンと娘さんたちの問答が素敵過ぎる。
深い台詞がポンポンと見逃してしまうようなさりげなさで散りばめられている。
そうか、とりあえず生きてみるのも良いかもしれない。 -
マーティンピピンは酷い香具師。
でも極上の恋物語。
キリストってマーティンみたいな香具師だったのかもね。