おさらをあらわなかったおじさん (岩波の子どもの本 カンガルー印)

  • 岩波書店
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感想 : 55
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  • Amazon.co.jp ・本 (30ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001151350

作品紹介・あらすじ

おいしいごちそうを作るのが好きで、食べるのも大好き!けれども、食べ終わったときには、もう、くたびれてしまって、お皿を洗わなかったばっかりに、家じゅうよごれたお皿でいっぱいになり、さて、それから…?

感想・レビュー・書評

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  • 皿洗い大嫌いな母はある種の共感(と恐怖)。
    娘は、「え~!?なんで!?だめだよ~だめだよ~!」と手で顔を覆う。
    息子二人は大爆笑。

    食べるの大好きお料理大好きなおじさん。でも皿洗いはやる気出ないからシンクに溜め込んじゃう。お皿をめちゃくちゃ持ってるので、しばらくは平気(?)。でもお皿はいつか尽きるし、たまった食器や鍋で家はどんどん暮らしにくくなる…
    えー!そんなのまでお皿の代わりにしちゃうのー!?
    わーお!そうやって洗っちゃうのー!?
    満たされてないような満たされてるような、深刻なようなイージーなような、掴み所はないけど面白さバッチリの絵本。

  • 料理と食事が大好きなおじさんは、食後の皿洗いを先延ばしにしてしまいます。
    明日やればいい…、こういった怠惰な姿勢が後々大変なことになることを教えてくれる絵本です。
    良い子や良いおじさんは、ちゃんとお皿を洗いましょう。

  • ブクログ ピックアップで取り上げていて、おもしろそうだったので読んだら、やっぱり面白かった。子どもも大笑い。

    お腹がすいた独り者の主人公のおじさんは自分で食事をつくる(偉い!)のだが、食べるのに疲れ果て、皿をあらわずに残していく。

    食器がなくなると、灰皿や、石鹸入れまで取り出して。。。
    大量に残った食器の始末をどうするか。

    ほら吹き男爵のはなしのような突飛さ。

    「そんなわけないでしょー」と言いながら、読んでて爽快な気分に。
    物語は、常識を超えて、風穴をあけてくれるところが面白いんだよな。

    子どもにも分かりやすい笑いのポイントであるのも重要。

    普段の生活でも、作るのは楽しい、食べるのも楽しい、でも後片付けはめんどくさい。
    こんな、皆思っている気持ちが、共感できる。

    荒唐無稽な話なんだけど、これを気持ち良い話にしているのは、挿絵の上品さが大きく寄与していると思う。

    洗わない食器が部屋の中の至る所にある、いわばごみ屋敷のはずだけど、かわいらしくなってしまう。
    絵の力ってすごいなー。

  • 料理を作ってお腹いっぱいになって、お皿洗いがおっくうになる独り者のおじさん、お皿はどんどんたまっていき、ついに部屋を占拠し、お皿なくなりますが…いや、これで洗ったら絵本にならないからね。とんでもないものをお皿にし始めます。
    そしてついにおじさんがお皿を洗う瞬間が訪れるのですが、衝撃の洗い方!
    これからは洗おうと反省するおじさんですが、うん、そうそう。家事って反省はするけど、やっぱりたまるよね。おじさん、永遠にためループするね、きっと。
    これは家事従事者と子どもで読んだ後の感想が異なる本だと思います。

  • おさらを洗うのがめんどくさくなることって、ありますよね。
    この本の主人公はそんなおじさんです。

    お皿がついになくなったおじさんは、えー?!というものまで食器にしてしまいます。
    ちょっとその発想はどうなの??というような、アブナイ食器のかわりもあります(苦笑)

    おさらを洗うってカンタンなことのようですが、毎日続けている自分は、実はすごいことをしているんだなと、読みながら自分を誉めたくなる1冊です。

    小1の娘に読み聞かせをしましたが、娘は洗われていないお皿の芸術的な積み上げ方に、「すごいっ!」と興奮していました。
    そして最後には「お皿って、洗った方がいいんだね…」と納得していました。

  • 8歳の娘と朝絵本

    おじさんの気持ちわかるなぁ
    わかりすぎる!
    何回も読んだけれど、
    おなかいっぱいになるまで食べるからなのかなという教訓が聞こえてきたのははじめて。
    腹八分とはまさに。

    最後どうしたかがさすが✨✨
    絵本からでは!楽しい解決法です。

  • おさらをあらわなかったおじさんのお話。
    題名そのままですね。
    このおじさんお皿を沢山持ってます。
    どれだけあるの?と思うほど。
    そしてお皿がなくなっても続きます。
    鍋はもちろん植木鉢・花瓶・灰皿・石けん入れ…
    とうとう入れ物がなくなったとき,雨が…
    お皿などをトラックに積み込んで…

    読み聞かせ時間6分ちょっとです。

  • ごめんなさい、ごめんなさい!もうしません!って思いながら読みましたww 灰皿が出てきたあたりで、ほんとに反省しましたよ、私もお皿洗い苦手ですもの…

    でも、雨だからって、お皿をトラックにのっけて雨水で洗い流すだなんて!「いやそれ汚れとれねぇじゃん!」って突っ込みながらも、やんちゃな男の子たちが喜びそうだなーって思わずにはいられなかった。

    昔のお話って極端なんですよね、でもそこに生活の知恵がつまっているのかもしれない。

  • おじさんがお皿を洗うようになってよかった。

  • おもしろくて、ステキなお話でした。
    よごれたお皿を、あらいばであらわず、トラックにつみこんで、雨の中を走ってあらったところがおもしろかったです。

  • ちょっとしたきっかけでどうしようもないことになったりもするから小さなことでもきちんとしないとねって改めて思いました。

  • トンデモおもしろ話!(あれ、でも私皿洗いの家事苦手で後回しにしがちだからちょっとドキっとするわ?笑)
    「おいしいごちそうを作るのが好きで,食べるのも大好き! けれども,食べ終わったときにはもうくたびれて,家じゅうよごれたお皿だらけ…….一人暮しのおじさんは,さてどうしたでしょう?」

    ・はじめての児童書にもぴったり。小学校低学年から楽しめる。読んだもらうなら4,5歳から。
    ・ラストのオチまでおもしろく、ハッピーエンド。

  • きれいになると、気持ちいいね。と、なるのだろうか。

  • 雨で洗うのはいいアイデア(息子感想)

  • 2022.11.17 3-2

  • 読了

  • お皿を洗わないおじさん。このお家どれだけ食器があるのかな~と思っていたら、何でも食器にしてしまいました。結局置き場が無くなって、さてどう解決したのでしょうか?おじさんの絵がもう少しコミカルだったら、もっともっと面白かったと思いました。

  • えー。こわいこわいこわい。洗って。洗った方が気持ちいいしおいしいよ、きっと。雨ではきれいにならないだろ。

  • 2年生 雨のお話ブックトークに

  • 読んでて、ゴミ屋敷はこうして出来るのかも…って気持ちになりました。
    1950年に描かれた絵本に、今売られている片付け本の内容が愉快に楽しく描かれていてすごい!
    元祖片付け本本かも?笑

  • 15分

  • ひねりのないストーリー、色数がおさえてあるのに美しい絵、どうなってしまうの?→あーよかった、という運びで、子供も楽しめそう。

  • 2019  5-2
    30年度  3-1
    6分

  • UniLeaf では、この絵本に透明点字シートを挟み込んで製本した、ユニバーサル絵本を貸し出ししています。
    状況が「読みたい」になっている本はお貸しできます。
    「いま読んでいる」になっている本は貸出中ですが、ご予約いただけます。
    コメント欄に「貸出希望」と書いてください。
    (送り先の住所などはここに書かないでください。)

  • 題名からして、どこにでもいそうなおじさんですが笑

    一人の人の生活のたった一場面を物語にし、読んでいる人の気持ちを温めてくれるように感じます。
    モデルとなったおじさんがいたのだろうかなどと、大人になって読むと心楽しくなる。

  • 再読。
    た~くさんお皿を持っているおじさんだなぁって思いました。
    片付けの苦手なこどもに読むといいのかな。

  • ◆きっかけ
    南果歩の『眠るまえに、お話ふたつ』で紹介されていて。2016/7月

  • 雨がお皿をきれいにするってそんなことあるかーーー!ってなってしまった(笑)

    でも、振り返れば子どもの頃は思ってたかもなぁ(笑)

  • ちょっと教訓めいてるかな。
    おじさんはなぜこんなに満たされないのか。

  • 何を伝えたいのか?
    作者に聞いてみたい。

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