ひとまねこざるときいろいぼうし (岩波の子どもの本)

  • 岩波書店
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感想 : 56
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  • Amazon.co.jp ・本 (54ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001151473

感想・レビュー・書評

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  • 小1娘の読んでみようリストに載っていたので借りる。

    表紙を見て、ジョージだ!
    優しい黄色い帽子のおじさんと、いたずらっ子で好奇心あふれるおさるのジョージ!
    この本で1人と1匹が出会う、シリーズ一作目。

    わくわして読み出すと、えっ!と衝撃的な出会いでなんだか悲しい...
    時代も違うし、絵本に私の価値判断は無意味だし無粋なのは分かるんだけど、ショックだった。

    ジョージはアフリカで暮らしていたが、黄色い帽子のおじさんが、ジョージがかわいくて連れて帰りたくなって、黄色い帽子で捕獲されてしまったのだー!
    どんぶらこと海を渡り、異国の地に連れて行かれるジョージ。
    途中で悲しいって書いてあったよ...そりゃそうだ。わかるよ、悲しいね。

    おじさんの家でいたずらをして大人につかまったり、動物園に連れていかれたり、結果楽しんでいるからよいものの。

    動物園よりアフリカの地で遊んだ方が楽しいし自由なのでは。黄色い帽子のおじさんは動物園はいいところだよと言うけれど、それは人間目線であって、動物はどうなんだろうね。
    いや、動物園は嫌いじゃないですよ、ジョージも好きですよ。でも何となく読まずにアニメだけにしておけば良かったと後悔のようなものがチラリ。

  • ひとまねこざる(おさるのジョージ)シリーズ。
    ジョージと黄色いぼうしのおじさんとの出会い。過去パートなのかな?と思ったら、これが原著の第一作だった。
    原著が1941年刊行というのもあってか、今の感覚で見るとなかなか衝撃的な内容。

  • 『ひとまねこざる』シリーズ第1作。ジャングルにいた子猿のジョージが、黄色い帽子のおじさんに捕まってしまい、街へ連れてゆかれるお話。

    黄色い帽子のおじさんが
    「なんて、かわいい こざるなんだろう。うちへ いっしょに つれてかえって やりたいもんだ」
    とジョージを捕まえ、
    「ねえ、じょーじ。おじさんは きみを、おおきな まちの おおきな どうぶつえんへ つれてってやる つもりなんだ。きっと どうぶつえんが きにいると おもうよ」
    と言い聞かせるのは、善意で溢れているだけに何だか恐ろしい。動物は動物園に入ることが幸せなのだというような、書かれた時代が古いので仕方がないものの、人間中心的な傲慢さを感じる。

    絵は生き生きとしていて、特にジョージが街中で逃げ出し、風船の束で空を飛ぶ場面には絵本の大きさ以上の拡がりが感じられ、美しい。

  • ひとまねこざるは大好きなシリーズで、娘も大好きだけれど、
    大人になった今読むと...
    他のシリーズに比べて切ない。
    ジョージは黄色い帽子のおじさんに捕獲され強制的に連れ去られた挙句、動物園に入れられて...
    いくら知りたがりでも、アフリカでのびのび暮らした方が幸せなんじゃ...
    そんな風に思ってしまうのが固定観念に縛られた大人なのか。

    好きなシリーズだけに衝撃的だった。
    子供の頃読んでいたはずなのに全く記憶にないのはどういうわけだろう。

  • 電線の上を歩くのはよくない表現だと思うけどね〜

  • 登録番号:0141965、請求記号:E/ひ

  • まあまあ

  • ※晃史郎が図書館で借りた本

  • 2歳11ヶ月
    ジョージ大好きで、少し長めですが何回も繰り返し読みたがります。

  • アニメーションと雰囲気が違うからかもしれないですが、面白くなかったようです。絵も好みでないそうです。親としては面白かったので残念。

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