- Amazon.co.jp ・本 (44ページ)
- / ISBN・EAN: 9784001151541
感想・レビュー・書評
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限りある命の尊さを、亡くなった命の尊大さを、おさない子どもに 読み聞かせる。 そんなメッセ-ジのこもった、 おとなの心に 静かにしみわたってくる、 そんな絵本です。
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いきなり小さな鳥が死んでいるのを子ども達が見つけるところから始まります。お墓をつくり花を飾り〜
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子ども達が自然の中で「死」に出会う様子を描いた本。
詩的な文も絵も、静謐で美しい。 -
とても綺麗な状態です。
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死と向かいあう子どもたちを描いた絵本。
冒頭でかなり驚きました。 -
ーーこどもたちは とべなくなった とりを かわいそうだと おもいました。でも もりのなかに おはかをほって うめてやれる, そう おもいつくと うれしくなりましたーー
ことりの死を子供らがどう捉え、
どう乗り越えていくか?レクイエム的に静かに厳かに展開されていく。
黄と青を基調にした色使いと不自然に平坦なタッチがどこか気持ちを不安定にさせる。それは死を捉えた時の気持ちなのかもしれない。
最後の、こどもたちは覚えている間はお墓に行くというところがもの悲しくも、死を乗り越えていく人間の強かさに胸が温かくもなる。 -
冒頭でいきなり小さな鳥が死んでいる。
子どもたちが見つけたときにはまだ温もりがあったが心臓は止まっていた。
子どもたちは小鳥のためにお墓を作り、大人たちがやっているように歌を歌って小鳥を埋めて花を添えた。
それから子どもたちは小鳥のことを忘れるまで毎日お墓に行った。
一番最後の「忘れるまで毎日行った」というのが、実際そうなんだろうけれど悲しい。
カバー折り返しに、森の奥にお墓が見えていて、草原ではまた子どもたちが遊んでいる絵があるのも、何とも。