愛蔵版 星の王子さま

  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (142ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001155617

感想・レビュー・書評

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  • 「足るを知る」そんな気づきを与えてくれる、私の座右の書。砂漠に不時着した「僕」がちいさな王子様と出会う。そこで過ごした一週間。大人になって見えなくなっていた大事なことを、思い出させてくれる。【印象的な言葉】①ものごとはね、心で見なくてはよく見えない。いちばんたいせつなことは、目に見えない。②人間たちって、特急列車に乗ってるのに、なにをさがしてるのかもうわからないんだね。だからせかせか動いたり、同じところをぐるぐるまわったり・・・そんなこと、しなくていいのにね・・・

  • 愛蔵版を頂いたので読み返してみた。

    薔薇を大切な人とかさねながら読んだ。

  • 初めて読んだのは小学生の高学年の時でした、あまりわからず、ともかく子ども向けなのか、という印象のまま大学生になり、新潮文庫の夏フェアのようなもので再読、そして20代後半になって箱根の星の王子さまミュージアムに行った時に懐かしくなり、新しい文庫本を購入し3回読みました。
    何回か読むうちに自分の中での解釈が少し変わったり、理解ができたりわたしにとってはお守りみたいな本です。
    年齢を重ねて何度か読み続けていくと得られるものが変わるのかもしれません☺︎

  • 大事なものは目で見えない。心で見ることが必要。
    キツネさんとのやりとりが印象的だった。
    ただ、自分の心にはあまり変化がなく、冷たい人間なのかと思った。しばらく考えさせられる内容ではある。

    内容(「BOOK」データベースより)
    サン=テグジュペリ(1900‐44)生誕100年記念。世界中で愛読されている不朽の名作を、アメリカで出された初版本にもとづいて改訂した新しいエディション。巻末には、ニューヨークのモーガン・ライブラリーに所蔵されているサン=テグジュペリの草稿やデッサンの中から選んだ素描(淡彩)6葉を付しました。『星の王子さま』の創作過程をたどることのできる貴重な資料です。小学5・6年以上。
    内容(「MARC」データベースより)
    世界中で愛読される不朽の名作「星の王子さま」を、アメリカで出版された初版本に拠って改訂。ニューヨークのモーガン・ライブラリーに所蔵されている草稿やデッサンの中から選んだ素描6葉も巻末に収録する。

  • 世界観が独特。(良い意味で)
    骨格や核はあるものの、それを覆う、ふわりと実態のあるようなないような、ベールのような世界観。

    きっと読む人が100人いたら100通りの味わい方があるのだろうなぁ…という印象です。

    私はとても好きでした。
    折に触れて時々読み返したい作品。

    ちなみに、この年齢になってやっとで手に取って読めたのは、十代の頃、人生の転機となる出会い方をしたソウルシスターがきっかけでした。
    このシリーズの可愛い小物やステーショナリーを、彼女の仕事先である海外から買っては送ってくれたことは生涯忘れない素敵な思い出。

  • ず~っと本棚にあって なかなか読みはじめられなかった本

    大切な1冊のような予感がして… 
    しっかりと時間が取れる時に じっくりと味わえる時…と思ってなかなかページをめくれなかった

    味わいきれたのか…というと それは否だけど
    (味わいきれるなんてことはないんじゃないかと思うけど) 
    星の王子様が見ていた世の中 感じていたこと 
    ほんのちょっとだけ ニュアンス…っていうか 心に感じることができる このタイミングで読めてよかったと思う。


    「たいせつなことはね 目に見えないんだよ…」

    「大人」だと思っている人にこそ手に取ってもらいたいなって思う

  •  私の好きな本その①
     何が好きかと聞かれてもうまくは答えられないが、幼いころから大事にしてきた作品の一つ。
     ひねり出して、なんとか言葉を選ぶなら、雰囲気と言葉が好きだったのだろう。

    • kotonecchiさん
      子供の頃は長くて長くて珍問答の連続でさっぱりよさがわからなかったのですが、大人になると、本当に、この世になかったら困る名著です。美しいですよ...
      子供の頃は長くて長くて珍問答の連続でさっぱりよさがわからなかったのですが、大人になると、本当に、この世になかったら困る名著です。美しいですよ。心が。綺麗な気持ちだなぁ。大好きです。
      2023/04/13
  • 完全に大人のための本。

    中学生の時、読んだ時にはピンと来なかったけど
    大人になった今読み返すと、
    王子さまの言葉たちが妙に胸に刺さる。

    また、大切なことを忘れかけた時に、読み返したいと思う。

  • 書評YouTuberアバタローさんが動画で取り上げていて気になったので読んでみました。いざ読んでみると毎日自分に対してまた他人に対しても深く向き合うことも無く、ただあくせくいい加減に過ごしている自分に語りかけられているような、なんとも不思議な気持ちになりました。バラとの別れの場面や離れてから改めてバラを思う気持ちに気付く王子さまの内省のところは涙してしまいまいました。

    以後は個人的にハッとしてgoodきた台詞です。

    『心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。かんじんなことは、目には見えないんだよ』←分かってはいるのですが、私はすぐに忘れてしまいます。わかりやすいメッキにばかり目がいってしまいます…。目は見えているというのに、何も見えていない事が多々。

    『みんなは、特急列車に乗り込むけど、いまではもうなにをさがしてるのか、わからなくなってる。だから、みんなはそわそわしたり、どうどうめぐりなんかしてるんだよ……』←本当にそうです。いざ空いた時間に何をするかと言えば、相当に強い思いがない限り、大事でないどうでもよいことやケチくさい快楽に虚しく費やされてしまいます。私は毎日そうです。

    『めんどうみたあいてにはいつまでも責任があるんだ。まもらなきゃならないんだよ。バラの花との約束をね』←お互いが腹にこういう思いを据えて、人間関係を築きいていきたいと思いました。何事も責任がないと身軽で気楽な代わりに、そのすぐ先は虚無、味気ないものしかないですよね。

  • しつこく「みんなこの本がいいっていうけど、良さがわからない」とある先生に言われ続けた本の内の
    一冊がこれです。
    中学の時に司書の先生に勧められて読んだ時は、王子が分かり合える友人に巡り会えた友情に、その捨て身の友情に感動したけど、その先生は、「そこじゃない、愛が切ない」と言い切ったのですが。

    〜あらすじ〜
    つまらない人生だな、と思っていた青年の飛行士が、砂漠に墜落し、王子様と出会うのだけども、その王子様は、自分を残して死んでしまうストーリー。
    出会った王子様は、自分の星にいるのが、しんどくなってしまって旅してて。色んな大人に会うけど、大人を冷めた目で見てて。中学時代自分もそうだったから、そこがあの時は王子とダブって見えたんだろうな。結局、王子様は自分を理解してくれる友達が欲しかったんだろうな。悲しくなるほど愛してたのに、両思いなのに、すれ違ってしまって、1人じゃ辛かったんだろうな。横暴な愛に疲れたのに、結局、愛してたんだよな・・。
    しかし、置いてかれた花に救いがない。
    王子様は、自分を理解してくる友に出逢えたのに。
    多分、当時も思った気がする。凄い先生に反論した気がする。
    思い合いながらお互いが息絶えるエンドが良いはずがない。思いあってるのに、二度と会えないなんて伝えられないなんて切なすぎる。切ないとこがいいっていってたけど、辛い

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