- Amazon.co.jp ・本 (458ページ)
- / ISBN・EAN: 9784001155723
感想・レビュー・書評
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ゲド戦記、ファンタジーを極めたい方に是非読んでもらいたい一冊。
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オジオンと師匠の話「地の骨」がすばらしい。
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知りたかったと言われれば知りたかったけど、
憶測でよかったともいえる話も含まれてたりで・・・
まぁ、でもココまできたら読むでしょう。 -
ゲドシリーズ初期3作の勢いは姿をひそめ、4巻以降は人間を見つめる内容になっている。
もともと戦記と言っても、それは暴力的なものではなく、自己と他者の許容や葛藤、生と死などについて描かれているが、
「帰還」からはよりその傾向が強い。またこの外伝によって、物語の世界の裏打ちがされ、ゲドやその周囲の人々、アースシーの世界に生きる人々を浮き上がらせてくれる。
時間をおいてまた読みたい。 -
2006年4月 読了
ゲド戦記の世界の歴史や次巻の伏線が書かれています。 -
カワウソが一番好きだなぁ。カワウソくんみたいな朴訥とした青年は好きです。
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「地の骨」に涙、涙。人知れずに行われた高尚な行為―ヘレスにはそのような意識は微塵もなかったであろうが。そんなヘレスの性格、思想が、短い章のなかに、くっきりと浮かび上がる。そして、若き日のオジオン。オジオンのあの最期を知ってしまったあとだけに、懐かしくて胸がつまる。
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なんで出版社はアースシーの風の前に外伝を翻訳しなかったんだろう。ル=グウィンは外伝を先に出したんでしょ。最後のトンボは先に読みたかったなぁ。絶対そのほうがアースシーの風が楽しめる。出版社の考えがわからないよ。
中身は結構おもしろかったです。オジオンの師匠の話とかもあって。
2008/2/25
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本編の世界観が広がる外伝。コアなファン向け。
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作者は本当にアースシーの世界を覗いて来たかのような、細かな設定がたくさんで、大満足です。アースシーの壮大な歴史、その緻密な構成が、すごい。特に、ロークの学院が出来た由来とかは、アースシーファンにはたまらないかも。様式の長の暮らしぶりが羨ましすぎます。私も一緒に森で暮らしたい!これは日本語版では最終巻ですが、原書では第5巻の前に出版されてます。私も原書のとおり、5巻の前に読んだ方がよかったなと思いました。その方が、「アースシーの風」でキーになるアイリアンについて、よくわかります。<内容>5つの物語(「カワウソ」「ダークローズとダイヤモンド」「地の骨」「湿原で」「トンボ」)と、作者による詳しい解説を収める〈外伝〉。作者の構想したアースシー世界の全貌が鮮やかに見えてくる、「ゲド戦記」ファン必見の一冊。シリーズ第6弾。