ネコの目からのぞいたら

  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001156607

作品紹介・あらすじ

ぼくの大切な子ネコ、ウェルギリウス。いったいどこにいるの?少年ダンテが目を閉じると、子ネコの見ている景色が見える。すごい!ドレンテ先生の発明した「遠隔テレパシー」は本当だったんだ。ところが、子ネコの居場所をつきとめようとするうちに、ダンテはとんでもない事件を目撃してしまう-水の都ヴェネツィアを舞台にくりひろげられるミステリータッチの冒険物語。

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  • 猫の話である!

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    「水の都ヴェネツィアを舞台にくりひろげられる、少年ダンテと、子ネコの大冒険。迷子になった子ネコをさがすうちに、ダンテはテレパシーを通じて女の子が誘拐されるのを目撃してしまう。あの子を助けなきゃ! ダンテは自分の殻をやぶって大胆な行動にでるが……。イタリア・アンデルセン賞作家による、軽快でスリリングな物語。」
    編集部だより 「ネコの目からのぞいたら」
    http://www.iwanami.co.jp/hensyu/jidou/j1307/115660.html

  • 個人的に信頼している訳者の関口英子さんによる翻訳。ドキドキのストーリーと、オチに至るまでが完璧な児童文学。

  • イタリアの小学生ダンテ君は、ディスクレジアの障害を持つ。香港に出張中の両親に代わりおばあさんと住んでいる。小学校の卒業試験(!)のために、家庭教師の家に通うようになるが、そこで生まれたばかりの子猫を譲ってもらう約束をする。風変わりな家庭教師は、精神を集中すればネコと一緒になりネコの見ているものが見られると教えてくれる。それ以来、ダンテは、ネコと一緒にネコの見ているものを体験するようになる。
    先生のおかげで無事卒業試験は合格したものの、先生悪性のインフルエンザがもとで亡くなってしまい、子猫もどこかへ行っていまう。ダンテは、ネコの見ているものからネコのいるところを捜そうとする。すると、ネコは新しい飼い主の女の子とともに誘拐されてしまったらしい。心配するおばあさんを残して、ダンテはネコと女の子を捜しに家出をする。

    ちょっとSFっぽく、ミステリーの要素もあったりして、楽しいお話です。

  • 勉強が苦手なダンテは、お母さんの担任だったドレンチ先生に、勉強を
    見てもらうことになりました。
    ドレンチ先生は、ちょっと風変わりな研究をしている先生です。

    先生の家で生まれた子ネコを、ダンテが一匹もらう約束をしました。
    先生は、子ネコが見たものがそのままダンテに見えるようになる不思議な目薬を、
    子ネコにさしてくれました。

    しかし、子ネコをもらう前に先生は突然亡くなってしまい、ダンテが先生の家に
    行った時にはもう、子ネコはいなくなっていました。

    ダンテは、子ネコが見ている風景から、子ネコの居場所を突き止めようとします。
    目を閉じて集中すると、見えてきました。
    どうやら、女の子の部屋で飼われているようです。

    ダンテがなかなか場所を特定できないでいると、女の子が外出先で誘拐される
    ところを目撃します。
    ダンテは女の子を助け出そうと、ネコの目が見ている風景だけをたよりに、
    おばあちゃんの目を盗んで、家を出ました。

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