凍てつく海のむこうに

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制作 : 野沢 佳織 
  • 岩波書店 (2017年10月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (464ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001160123

凍てつく海のむこうにの感想・レビュー・書評

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  • 1945年ソ連の侵攻から東プロイセンの住民を逃がすハンニバル作戦。実際にあった悲劇を扱った歴史小説。

    バルト3国の下にある飛び地みたいなロシア領が元の東プロイセン。なんで飛び地になっているのか少し解った。
    今まで知らなかったことを知ることができるのも小説の醍醐味。

  • 2018.01.21 図書館

  • 第二次大戦末期、迫り来るソ連軍の侵攻から逃げる一行。その中の3人の若者はそれぞれ人には言えない秘密を持っている。互いに心を探る様にしながらも一緒にドイツへ向かう船が出る港を目指す。若者4人の視点から描かれる、史実ハンニバル作戦を基にして書かれた物語。

  • ナチスドイツ占領下の悲しくも生きることに精一杯な人々の声。
    戦争で失うものの1つにある理性を考えさせられる作品です。

  • SL 2017.12.16-2017.12.20

  • 読んでいて、つらい、苦しい、寒い。。。

    戦争は、人々の愛する人、愛する物、愛する暮し、全ての愛するものを奪う。庇護されるべき年代をも無惨に傷つける。

    これまでの戦争小説との大きな違いは、あくまで子どもやティーンエイジャーの側に立っている点ではないか。
    つぶさに調べあげる調査力と、それをこのようなフィクションに仕立てる構成力、そして弱者の側に立つ強く柔らかな作者の視点。知られることなく歴史の谷間に埋められたたくさんの大切な命への鎮魂歌のようである。

    今年も終わり近くになって滑り込んできたベスト10当確作品。

  • 1945年ソ連軍が迫る中、東プロイセンから住民を船で避難させようとするナチス・ドイツ軍。そこへ、様々な過去を持つ人々が極寒のなか港へと向かいます。医者の助手をしていたヨアーナ、ナチス政権下で絵画の修復をしていてナチスの会が略奪を知っていたフローリアン、ポーランドから東プロイセンの農場に疎開していた少女エミリア、ヒトラーを信じてやまないドイツ軍の水兵アルフレッド。この4人が交互に語ることで、物語は進む。それぞれに秘密を抱え、ソ連軍から逃れるべく乗船を目指す。
    多くの一般人を含んだ大海難事故、タイタニックよりもはるかに多くの犠牲者を出しているにもかかわらず、歴史の中で忘れ去られている事実。それを基にしたフィクション。若い4人が、歴史の波の中でもがき苦しむ。周囲の人々を含めて、過酷な脱出劇と二十数年後の彼らを描く。

    ほとんど知らない海難事故だった。それは、戦争中の出来事の一つと言えばそうなのだが、フィクションとはいえ心に刺さるストーリーだった。

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