梁塵秘抄・狂雲集 (同時代ライブラリー―古典を読む (316))

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著者 : 加藤周一
  • 岩波書店 (1997年8月11日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (233ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784002603162

梁塵秘抄・狂雲集 (同時代ライブラリー―古典を読む (316))の感想・レビュー・書評

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  • 室町時代の臨済宗の僧・一休が記した『狂雲集』を読む。

    学校の図書館に、加藤周一さんの一休に関する本はもうない、と諦めていたのに、『狂雲集』で検索するとこの本がヒットして、「!?」と。

    しかし、喜び勇んで読み始めてみると、あれ、なんだか内容にデジャ・ヴ・・・?
    以前読んだ『日本の禅語録』に収録されていた内容と、瓜二つなのである。
    しかし、細部が微妙に違うような気もする。よくわからないまま、まぁいいや、もう一度読んで損はないだろう、と『狂雲集』の部分だけ読了。

    やはりわかりやすい。
    一休の相反する極端な部分を、きれいにまとめている。しかも矛盾はきちんと矛盾として受け止め、その上で、ではどういう回路を辿ればこのような形に行き着くのか、と考察している。非常に冷静で、効率の高い方法が取ってある。

    しかしそれでも、一休の矛盾の数々を解きほぐすのは難しいようだ。最後にはどうしても感情論っぽくなってしまう。
    むしろ、矛盾しているがゆえにこの人の潔癖さというのは輝くのだという気がするので、感情でものを考えないと、一休研究はできないだろう。

    うーん、私は一休を感情論で考えられるのだろうか。というか、考えていいのだろうか。感情で推し量るには、あまりに勉強が足らなくて、正直怖い。まだやりたくない。
    けれど、そろそろそういうことをしなきゃいけない時期なんだよなぁ・・・。

    卒論の最終提出期限は12月に迫っている!!

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