梁塵秘抄,狂雲集 (同時代ライブラリー 316 古典を読む)

著者 :
  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (233ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784002603162

感想・レビュー・書評

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  • 後白河法皇の行状の数々、そしてそれに軽やかにツッコミを入れ続ける加藤周一氏の筆致が面白すぎる。今様狂いの帝によるむちゃくちゃな歴史小説とか、誰か書いてないのかな。

  • 対象への距離感という点で、加藤周一らしい一冊。「政治だけがすべてではなかっがが故に、権力のための権力、それ自身の他に目的をもたない無慈悲な陰謀に、没頭することができたのであろう……彼にもう一つの世界があり、その世界が政治的世界に拮抗するだけの重みをもっていた」という後白河への評価に感銘を受けた。

著者プロフィール

評論家。「9条の会」呼びかけ人。

「2008年 『憲法9条 新鮮感覚』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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