太平記: 古典を読む (同時代ライブラリー 346 古典を読む)

著者 :
  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784002603469

作品紹介・あらすじ

太平記ほど、世に不可思議なる書籍はあるまじきなり。…将来においても亦不可思議の功力あるは知るべきのみ-半世紀をこえる南北朝の乱世、権力者から名もない庶民まで2000名の登場人物の運命を、情趣的な日本の美文学とは異質の、雄大な構想をもって描きだした批判的かつ思想的な軍記文学「太平記」全体を読みとく。

感想・レビュー・書評

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  • 非常に出来のいい太平記解説本。人物、時代背景、執筆者の情報が端的にまとまっている。
    応仁の乱にしろ南北朝にしろ非常に分かりづらい歴史なので、理解するのはおろか概略すら把握するのは難しいけど、この本を読めば太平記の世界はすっと落ちて来ると思う。おすすめ。
    太平記の執筆が同時代とは知らなんだ。

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著者プロフィール

1908年、山口県生まれ。1932年、東京大学文学部国文学科卒業。神戸大学教授、清泉女子大学教授などを歴任。1995年没
【主要著書】『中世文学の成立』(岩波書店、1963年)、『平家物語の構想』(岩波書店、1989年)、『軍記物語の世界』(岩波現代文庫、2002年)

「2022年 『平家物語を読む 古典文学の世界』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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