移動文化考: イスラームの世界をたずねて (同時代ライブラリー 350)
- 岩波書店 (1998年7月15日発売)
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感想 : 3件
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- Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
- / ISBN・EAN: 9784002603506
感想・レビュー・書評
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北大の小田先生をはじめ、文化人類学を研究している人は驚くほど謙虚だな、と感じる。
自分の無知をさらけ出す、分からない、理解できない、知らなかった、ということを恥ずかしげもなく伝える。
この本を彼女が書いたのは1998年。私が生まれるより前だ。しかし、現代を予言しているかのように感じる。
「属地的価値観から属人的価値観へと移行する。人の考え方は、ますます多様化していく。」
あとがきも、考え方も何と素敵なんだろう。
生き急いでいる時、目的思考になってしまっている時、自分の人生を自分で生きるために読み返したいと思う本である。
「のんびりいこう」詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
定着を良しとする日本と、常に動いているのがよしとされるイスラム文化。
イスラム文化を育んだ、アラブの人達の「動き続ける」事の移動の歴史。
そして、日本の文化との対比。
とても、興味深く読んだ。 -
やっぱり遊牧民が好き♪
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