〈男文化〉よ、さらば――植民地、戦争、原発を語る (岩波ブックレット)

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  • Amazon.co.jp ・本 (64ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784002708829

作品紹介・あらすじ

「震災を機に社会のあり方が見直されるだろうと思ったのに、こだわっている人はおかしいという風になってきた」「なら私たちはおかしい人だね」。旧日本植民地に育った91歳・反骨の画家と、旧植民地の末裔である在日三世が、歩んだ道、不良品たる古今の"男文化"の罪悪、3・11以降の社会の空気について縦横に語り合う。

感想・レビュー・書評

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  • 境界を越え、視点を変えることの重要性が語られる。1921年生まれの画家、富山妙子さんの人生が興味深い対談集。

  • 国公立大学の学校長推薦を受けるための対策として日本史の先生から貸していただきました。
    私自身、大学では女性史に興味があり、それを踏まえて現在の日本の課題、世界の課題への考えを深めたいということをテーマに書こうと思っております。

    正直なところ、男性のせいでこうなっているという意識はあまりありませんが、くだらないことばっかり言いあって、本当に大切なところは隠しているという印象が何につけても見えることが多いです。
    (私も、当事者であればそうなってしまうのかもしれませんが…)
    それでも見たくないものは見つめて、改めなければ何も変わらないと考えています。

    問題に対して、多面的な視点で考えるためには、このような本を沢山読んで、ひとつの見方だけで終わらせないことが大丈夫なんだと思いました。

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著者プロフィール

1959年、東京都生まれ。在日コリアン三世。小中高と一貫して不登校をつづけ、かたわら6歳のときからラベルの糊付け、ヤクルト配達、新聞配達、皿洗い、パン屋のレジ、焼き肉屋、モデル……などあまたの職業を経験する。26歳のとき、人材育成コンサルタント会社「香科舎」を設立、同社代表。また盗聴法反対や石原慎太郎都知事の「三国人」発言問題など、多数の社会運動に積極的にかかわっている。ラジオやテレビなどでの発言も多い。著書に『強きを助け、弱気をくじく男たち!』(講談社)、『在日コリアンの胸のうち』(光文社)、『女が会社で』(マガジンハウス)ほか。

「2001年 『女に選ばれる男たち 男社会を変える』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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