海をよみがえらせる――諫早湾の再生から考える (岩波ブックレット)

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  • Amazon.co.jp ・本 (72ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784002708904

感想・レビュー・書評

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  • 開発目標14:海の豊かさを守ろう
    摂南大学図書館OPACへ⇒
    https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB99583635

  • ↓利用状況はこちらから↓
    https://mlib3.nit.ac.jp/webopac/BB00527405

  • 諫早湾の潮受け堤防が閉められた後、実際の干拓地がどのようになっているのか見に行ったことがあります。最近、ひょんなことからその話を若い子にしたら、「諫早湾の干拓って何ですか?」と言われました。

    裁判により排水門の開放が支持され、一方でその後県の申し立てにより差し止めが決まるなど、諫早湾の干拓事業をめぐる争いは現在もなお続いています。しかし、現在進行形の出来事でありながら、このことについての関心は未だに低いままです。

    本書は生物学を研究されている方が書かれた“開門派”による入門書ですので、開門あるべきという前提で書かれてはいます。ただ、これまでの経緯や何が開門におけるネックなのか、ということも紙幅を削って語られています。その点で、「干拓事業」という現在進行形の問題を考えるきっかけになる1冊なのではないかと思います。

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著者プロフィール

佐藤正典(さとう・まさのり)
東京大学文学部西洋史学科卒業。
東京大学大学院法学政治学研究科(民刑事法)修士課程修了。
フランス・パリ市の高等商科大学院(Hautes Études Commerciales)に留学。
現在、桜美林大学教授(民法、企業法)。
歴史・文化に関心があり、京都・奈良の寺院・仏像を訪ねる旅は60回を超える。植物散歩、料理とお酒、落語をこよなく愛する。
東京都武蔵野市在住。

「2023年 『人はなぜ学ぶのか 学問の事始め』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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