日本書紀 2 (岩波文庫 黄 4-2)

著者 : 坂本太郎 井上光貞 家永三郎 大野晋

• 岩波書店 (1994年10月17日発売)

感想・レビュー・書評

[hpsさんの感想 · 2016年7月27日]

巻第六、日本武尊くん（16歳）の女装
巻第九、小竹の祝と天野の祝
収録。神功皇后は男装もされますしかっこいいですね
仁徳天皇の美しい兄弟愛から国民思いな清貧な暮しから皇后に浮気のお伺い立てて断り続けられる歌の応酬から次の皇后にも尻に敷かれてる鏡みたいな恐妻家っぷりから、その溢れ出る人間性好き。やっぱこの人面白い。
しかし全編、注釈でずばずばこれは漢書のどれそれからの影響だの引用だの言ってフィクションだよ〜って明かしてくスタイル好き。

[hu-tarouさんの感想 · 2015年3月15日]

　このシリーズは、日本最古の歴史書で正史の一つである「日本書紀」の二巻目です。
　収録されているのは、六巻目は「第十一代　神武垂仁天皇」。七巻目を「第十二代　景行天皇」と「第十三代　成務天皇」。八巻目を「第十四代　仲哀天皇」。九巻目を「神功皇后」。十巻目を「第十五代　応神天皇」。十一巻目を「第十六代　仁徳天皇」。十二巻目を「第十七代　履中天皇」と「第十八代　反正天皇」。十三巻目を「第十九代　允恭天皇」と「第二十代　安康天皇」です。
　初めに右側に読み下し文。左側に注釈。中ごろから補注。その後に原文を掲載されています。

[radio24kmさんの感想 · 2015年2月4日]

あらすじを二冊手元に置いて読んでるだけに、多少ストーリーが入りやすくなってきたかも！でも日本万歳的な意味じゃなく、即位せずに語られる神功皇后のエピソードの入れ方は構成的に好きだなー！

[tabidokushoさんの感想 · 2011年6月21日]

高千穂などを舞台とした作品です。

[adlibさんの感想 · 2010年2月27日]

　
http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4003000420
──　坂本 太郎・他《日本書紀（二）19941017 岩波文庫》19961216
　
（20100227）
　
　

著者プロフィール

1901-87年。東京帝国大学文学部国史学科卒業。東京帝国大学大学院を満期退学。文学博士。東京大学教授，東京大学史料編纂所長，國學院大学教授を歴任。東京大学名誉教授。文化勲章受章。主な著書に『上代駅制の研究』，『大化改新の研究』，『日本古代史の基礎的研究』（全2巻），『六国史』，『史書を読む』，『坂本太郎著作集』全12巻がある。


「2020年 『日本の修史と史学　歴史書の歴史』 で使われていた紹介文から引用しています。」