新訂 方丈記 (岩波文庫 黄 100-1)

  • 岩波書店
3.75
  • (40)
  • (43)
  • (65)
  • (7)
  • (0)
本棚登録 : 657
感想 : 67
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003010013

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 内容はよくわかりませんが、無常であることは伝わってきました。
    現代語訳も読んでみたいです。

  • 出家したのにしきれていない感じが、良くも悪くも"ライフスタイル"感がでていてなかなか興味深かった。

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/701746

  • オタクが早口で好きなことについて語ってる感じ。

  • 不安定な世の中を不安がる気持ち、わかるわ~。と大いに共感しながら読んでいたら、解説に、中途半端な悟りで満足しているのが鴨長明の限界だったとか書かれていて笑った。
    はい、繰り返す中途半端な生悟りには、自分でもうんざりしてます(笑)

    西行も読もうかな。

  • 私的古典月間1冊目
    実は通読したことなかった
    序文以外はさほど名文でもないような
    仏教的な中に老子的なものが後段見えた気がした

    市古さんによるかなり長明に対して辛口な解説は面白かったし、かなり共感できた
    プライドと現実に板挟みの人間らしい長明には愛着が湧く

  • 新書文庫

  • これは家についての本だ。
    …と断じたくなるくらい、建物としての「家」のことばかり書いてある(タイトルも家だし)。
    人の生が無常なのはあたりまえだが、変わらないように思える家も、決して不易のものではない。

    この本を読んで、「長明はひきこもりだ、ニートだ」という感想をもつ人は少なくないと思うが、既に老境に達した身であれば、隠遁生活を送っていても文句を言われることもないはずである。
    なぜ、そのように揶揄されてしまうのかというと、世俗への未練がにじんでいるというのか、考え方がまったく隠者らしくないからであろう(「昔はもっと広い家に住んでいた」とアピールするところなど)。
    考え方は根暗だけれども、里の子どもを連れてハイキング、ピクニックをするなど、定年後の暮らしは楽しそうである。「子どもを連れてピクニックしたい」と答えて褒められる弟子の話が『論語』に出てくるが、あれを意識して書いただけかも知れないが。

  • 絶えず  そう  絶えず....

  •  
    ── 鴨 長明/市古 貞次・訳《方丈記 1212‥‥-19890516 岩波文庫》
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4003010019
     
     鴨 長明 随筆 1155‥‥ 京都 12160726 61 /久寿 2.‥‥-建保 4.閏0610
     
    …… ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。
    (行く川のながれは絶えずして、しかも本の水にあらず)
    http://www.aozora.gr.jp/cards/000196/files/975_15935.html
     
    …… 念仏のひまひまには糸竹のすさみを思ひすてざりけるこそ、すき
    のほどいとやさしけれ(経を読む合間にも琴や琵琶を演奏することをや
    めなかったのは、風流であり優美である)── 《十訓抄》
     
     放縦記 ~ 書くものの流れは絶えずして、しかも本の文にあらず ~
     
     広辞苑を、読破するばかりか、写経のように書き写す者もいるらしい。
     かつて与太郎も、ポスターのヘッドコピーを選ぶため全巻を通覧した。
     このあと、百科辞典のような“百科自伝”の構想に思いいたった。
     
     ふつう、自叙伝は、生れた日から現在までの記憶を、順に述べる。
     読者は、順を追って読まないと、前後関係が把握できない。
     まれに、短編を連ねて長編とする、拾い読み“エピソード”もある。
     
     そこで与太郎は、どこから読んでも“山本山”の形式に辿りついた。
     すると、どこから書いても読める“辞書形式”が望ましいと気づく。
     かくて、パソコン&ワープロのような、融通無碍の容器が必要になる。
     
     はじめ、カード式で編集したが、読者にとっては迷惑千万だった。
     たった一行入替えるにも、印刷物にはタブーだったのだ。
     ついに、インターネットで公開できるようになり、ようやく実現した。
     
    http://www.enpitu.ne.jp/usr8/bin/search?idst=87518&key=%C9%B4%B2%CA%BC%AB%C5%C1
     ↑百科自伝 ↓百太郎(諸太郎)≒与太郎文庫
    http://www.enpitu.ne.jp/usr8/bin/search?idst=87518&key=%C9%B4%C2%C0%CF%BA
     
    http://www.enpitu.ne.jp/usr8/bin/search?idst=87518&key=%B5%F5%A1%B9%C6%FC%A1%B9
     ↑虚々日々 ↓去々日々
    http://www.enpitu.ne.jp/usr8/bin/search?idst=87518&key=%B5%EE%A1%B9%C6%FC%A1%B9
     
    (20141231)(20160710)
     

    • adlibさん
       
       82歳を過ぎて、手術して、日々思うに、見えざる手によって生かされ
      ていることを痛感する。食欲も便通も良好で、数時間ごとに集中でき...
       
       82歳を過ぎて、手術して、日々思うに、見えざる手によって生かされ
      ていることを痛感する。食欲も便通も良好で、数時間ごとに集中できる。
       しかし、もとの日々にあらず(20210817)。
       
      …… 行く河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。
      ── 鴨 長明《方丈記 12120502 建暦 2.0329》
       Kamono, Choumei 1155‥‥ 12160726 61 /久寿 2,‥‥-建保 4.閏0610
      http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4003010019
       
      …… 仏教の「生きとし生けるもの」は、人間だけではなく、すべての
      生物が、けなげに生きながら「輪廻転生」する風情を尊いと観たのです。
       このような文学的感傷が、とりわけ日本において進化したのでしょう。
      ​http://oshiete1.goo.ne.jp/qa4478342.html​(No.1 20081115 16:40)
       感情移入 ~ 古代の科学から中世の詠嘆へ ~
       
      2021/08/17
全67件中 11 - 20件を表示

著者プロフィール

平安時代末期から鎌倉時代にかけての日本の歌人・随筆家。建暦2(1212)年に成立した『方丈記』は和漢混淆文による文芸の祖、日本の三大随筆の一つとして名高い。下鴨神社の正禰宜の子として生まれるが、出家して京都郊外の日野に閑居し、『方丈記』を執筆。著作に『無名抄』『発心集』などがある。

「2022年 『超約版 方丈記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

鴨長明の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×