平治物語 (岩波文庫)

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著者 : 岸谷誠一
  • 岩波書店 (1934年11月15日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (136ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003010914

平治物語 (岩波文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 2012年7月9日読み始め 2012年7月14日読了
    薄いので古文苦手なんですがなんとなく読めました。現代語訳も比べて読んだりしてそれなり理解できました。
    源氏が負ける話なんで、やはり義朝やその子どもたちの哀れさが印象に残ります。戦で負け、一族が不幸な運命に追いやられる試練、14歳の女の子が自害するシーンなどは今読んでも悲劇的です。また子供を失い嘆く義朝の姿も、現代にも通じるものがあります。
    個人的には保元物語よりも読みやすい気がしました。

  •  何度読んでも、相変わらず「アサマシキ程ニ御寵愛アリケリ(『愚管抄』第5)」と記されたり、また「日本第一ノ不覚人ナリケル(『愚管抄』第5)」と義朝に罵られる(その的確なる表現力に脱帽する)ほどの悪右衛門督の駄目っぷりには、史実を織り交ぜた古典文学と雖も本気で腹が立つwww
     この感覚は、あれだ。初めて『源氏物語』を読んだ時に感じた、光君へのどうしようもない苛立ちと同じ感覚だ…!
     しかし、これは裏を返せば、それだけ人物描写に優れているということ。恐ろしく歳月を経た時代に生きている現代人の私をして、本気で苛立たせるのだから作り手の表現力(描写力)や凄まじいものがある。

     軍記物として『保元』『平治』『平家』『義経記』はセットで読むと、なお良し。平安期から鎌倉初期に掛けての時代と特権階級の変遷が、実に良く分かる。

  • 個人的には保元物語のほうが好きですが、信頼のダメダメぶりや悪源太の活躍など楽しめました。

    保元物語もそうでしたが、ビジュアル描写がとても細かくて、登場人物がどんな服を着てどんな鎧を纏っていたのかなど迫力ありました。ありありと画が浮かびました。古典が苦手な人にもおもしろい作品だと思います。ただフォントと旧字体は何とかしてほしいです…。

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