千曲川のスケッチ (岩波文庫 緑 23-6)

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  • Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003102367

感想・レビュー・書評

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  • 小説というより随筆に近く、文章はきれいなもののやや退屈してしまった。

  • 著者が長野に赴任し、千曲川周辺の生活や情景を描いたものです。

    「スケッチ」と言うとおり、物語があるわけではなく、写生本といったものでした。
    何か特別なことが書かれているわけではありません
    春夏秋冬の人々、生活が感じ取られ、旅に出たような気分になれます。
    元々ど田舎にいた私はこの本の情景が、目に浮かぶようで・・・笑

    もちろん話に盛り上がりなどはありませんが
    後半のお話「屠牛」は少し目が覚めました・・・

著者プロフィール

1872年3月25日、筑摩県馬籠村(現岐阜県中津川市馬籠)に生まれる。本名島崎春樹(しまざきはるき)。生家は江戸時代、本陣、庄屋、問屋をかねた旧家。明治学院普通科卒業。卒業後「女学雑誌」に翻訳・エッセイを寄稿しはじめ、明治25年、北村透谷の評論「厭世詩家と女性」に感動し、翌年1月、雑誌「文学界」の創刊に参加。明治女学校、東北学院で教鞭をとるかたわら「文学界」で北村透谷らとともに浪漫派詩人として活躍。明治30年には第一詩集『若菜集』を刊行し、近代日本浪漫主義の代表詩人としてその文学的第一歩を踏み出した。『一葉舟』『夏草』と続刊。第四詩集『落梅集』を刊行。『千曲川旅情のうた』『椰子の実』『惜別のうた』などは一世紀を越えた今も歌い継がれている。詩人として出発した藤村は、徐々に散文に移行。明治38年に上京、翌年『破戒』を自費出版、筆一本の小説家に転身した。日本の自然主義文学を代表する作家となる。

「2023年 『女声合唱とピアノのための 銀の笛 みどりの月影』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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