micahさんの感想
2012年9月10日
俳諧師は水月の自殺で終わる。続・俳諧師では文太郎の病死で終わる。 高浜虚子の小説には、なぜか師や仲間の死を描いたものが多い気がする。 結局小説ではなく、俳句を選んだ虚子。 人との関わりと死がその人の道を作ることもある。
明治7年松山生まれ。本名、清。子規、漱石、碧梧桐らと親交を結び、『ホトトギス』発行人となって今日の俳句隆盛の基礎を作る。「客観写生」「花鳥諷詠」など、広く老若男女に俳句を伝え広めると共に、多くの優れた俳句作家を育成した。文化勲章受章。昭和34年没、85歳。 「2021年 『進むべき俳句の道』 で使われていた紹介文から引用しています。」