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- Amazon.co.jp ・本 (399ページ)
- / ISBN・EAN: 9784003105818
感想・レビュー・書評
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小学校教師の行介が、息子が自分の子ではないかもしれないという疑いを持ちながら、父子で暮らしていく話。人との結びつきは偶然で、行動は意志とも本能とも違う、もっと大きな力に動かされてるのだと気づいて終わる。
改めて読むと、妻子父の三部構成と、意識と時間の推移が対応してたのね。
なまじ理性的であるから悩んでしまう訳で。暗くなりすぎず、抽象的になりすぎず、端然とした終わり方。
せせこましいようでいて、なかなか壮大な話でした。彼らの悩みや過ちなんて、自然の中で繰り返し起きている営みの一部なんですね。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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