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- Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
- / ISBN・EAN: 9784003106334
作品紹介・あらすじ
『文藝春秋』を創刊し、出版人としても功成り名を遂げた菊池寛(1888‐1948)。生い立ちから紆余曲折を経ながら作家として世に出る頃までを描いた「半自叙伝」。他に、自身をモデルにした短篇小説二篇、恩師・上田敏と友・芥川龍之介についての回想文を収録。
感想・レビュー・書評
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菊池寛って無名作家だっけ?
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旧制高校の雰囲気や、
芥川や菊池寛が持っている価値観というのは
良くわかる本。
若者が文学をする、ということは今では何か古い感じがしてしまうが、
あのころは流行の最先端であった。
今でいう映画監督のような花形的な地位であったのだろう。
若者が自らの知性や感性を武器に、戯曲や小説を書きあげる。
挫折にのたうちまわる無名作家もいれば、
気のきいた文章を書きのし上がっていく作家もいる。
そういうことに昔の若者も夢中になった。
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