人間失格/グッド・バイ 他一篇 (岩波文庫 緑 90-4)

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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003109045

感想・レビュー・書評

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  • 人間ってそんなもん、なんだろう。

  • グッド・バイ すごく面白かった。
    最初の3ページで情報と雰囲気がぎゅっと凝縮されて詰め込まれてて、心もってかれた。
    太宰うまいなぁと心から思った。
    最後まで描いて欲しかった。残念。

  • ↓貸し出し状況確認はこちら↓
    https://opac2.lib.nara-wu.ac.jp/webopac/BB00086687

  • 『人間失格』
    文章の構成がうまい。自伝的な部分はあるにしても、それだけでは単なる自意識過剰になると分かっているので、客観的な視点を持ち込み、そして、最後に一文で、人間の複雑さを表現している。
    太宰治のことはそれほど好きではないけれども(行間がうるさい、というか、「俺ってすごくない?」という主張がうるさいので)、彼の文章のうまさは本物だと思う。

    『グッド・バイ』
    未完が惜しまれる。
    10人くらいの愛人がいる田島でも、キヌ子には形なし。その喜劇性が面白い。

    『如是我聞』
    実際のところ、太宰治は頭の良い人だったのだろうと思う。だから、周りの人間が馬鹿に見えて仕方ない。
    それに、いつの世にも、「権威」にあぐらをかく輩はいるものだ。

  • 思ったより失格してなかった

  • 時間がなかったので、「グッドバイ」だけ読ませて頂きました。未完ですが面白かった。「人間失格」もざっと見た感じ面白そうだったので次回挑戦させて頂きたいと思います。

  • 現代にも普通にいてもおかしくありませんね。全く古さを感じさせない人物像です。
    なぜか共感できる部分が多い。

    この本を読んで「世間」とは何なのか、誰のことを言っているのかを自分なりに深く考えることができました。

    まさに名著という本なので、一度は読んでもらいたい本です。

  • 私は太宰さんタイプの人間にはならない!と願いたい。読んでよかった。

  • 太宰より芥川が好きです。

    初めて太宰作品を読んだが、
    一作読んで結論を下すのは
    どうなのかとも思うが
    個人的に太宰の人間性は嫌いです。

    まず女癖。
    そして、所々共感も覚えるが
    自身の在りどころの朧げさ。

    幼少期の女中などから受けた
    性的な虐待も育ちに
    影響しているのかもしれないが
    被害妄想にも近い女々しさが不快。

    ゲスが極む世騒がせバンドに似た
    腹立ちを覚えた。

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著者プロフィール

1909年〈明治42年〉6月19日-1948年〈昭和23年〉6月13日)は、日本の小説家。本名は津島 修治。1930年東京大学仏文科に入学、中退。
自殺未遂や薬物中毒を繰り返しながらも、戦前から戦後にかけて作品を次々に発表した。主な作品に「走れメロス」「お伽草子」「人間失格」がある。没落した華族の女性を主人公にした「斜陽」はベストセラーとなる。典型的な自己破滅型の私小説作家であった。1948年6月13日に愛人であった山崎富栄と玉川上水で入水自殺。

「2022年 『太宰治大活字本シリーズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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