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お伽草紙・新釈諸国噺 についての感想・レビュー・書評


お伽草紙・新釈諸国噺 (岩波文庫)
103人が登録 ★3.69

著者: 太宰治 
本 / 岩波書店 / 385ページ / 2004年09月16日発売
ISBN/EAN: 9784003109069
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評価平均: 3.69
登録数: 103
レビュー数: 16
価格: ¥ 840 (参考価格:¥ 840)

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みんなの感想・レビュー・書評

ゆづるはさんのレビュー 3 読み終わった

昔話や西鶴の作品を太宰風にアレンジしたものだが、面白く読めた。登場人物の妄想や不満から吐き出されるぼやきは、見事なまでに人の本性をあらわにしていて、その浅ましさは読んでいて教訓となるというよりは、「人ってこうだよなあ」と半ば諦めがちに笑ってすませてしまいたくなる。その一方で、融通のきかない面が引き起こす悲劇にはどうしても嘆息が漏れ、結局泣いていいのか笑っていいのか最後にはわからなくなるのだが、この割り切れなさが魅力なのだろう。

アヤさんのレビュー 5 読み終わった

・新釈諸国噺
太宰の事好きじゃないとか言ってる人達皆コレを読んでひっくり返ればいいのに。こういう事も出来るんだよ、彼は。
このはじめ書きのぐじぐじした感じとかやっぱり好き!とかも思うけど、なにより内容が面白いんだよね。愉快で愉快でけらけら笑ってしまう。
私西鶴の元のお話を全く知らないので「よっ!太宰!出ました新解釈ブラックユーモア!」とかは思えないんだけど、読み物としてはすごく単純に面白かった。

猿塚の最後でいきなり「途方にくれた」とか言い出したときには大変興奮した。あなた好きで訳しちゃう程惚れこんでる文章に対して「(この先の展開を原作どおり書いたら)この哀話も、ぶちこわしになりそうだ。困った事になったものである。」って格好よすぎるでしょ。好き。

かささんのレビュー 3 読み終わった

大学の講義に必要だったので。凄い解釈するな…と思った記憶が。

ゆきさんのレビュー 5

太宰のユーモアの才能が惜しみなく発揮された一冊。
面白くて面白くて、これを読んでいる間は生きていたいと思える。
私にとって、世界で一番えらい作家は、やっぱり太宰だ。

あさほうき・ここさんのレビュー 4 読み終わった

昔話のパロディである『お伽草紙』と井原西鶴のパロディ『新釈諸国噺』が一冊になった本です。 『お伽草紙』は元が童話なのでそういう解釈(というかこじつけ?)で話に奥行きが持てるんだなぁと 勉強させていただきました。 西鶴については全くと言っていいほど知らないので「原作の此処がこう変えられている」という 楽しみ方は出来なかったのですが、普通の読み物として楽しませていただきました。 一番記憶... 続きを読む »

juli002さんのレビュー 3

緑90-6 【→新潮】

さんのレビュー 4

この捻くれ者…!と思わず笑ってしまうような想像力のたくましさに脱帽。
『かちかち山』の醜いおっさんなタヌキと美少女ウサギのやり取りには納得させられるというか、共感するというか。

マイケルさんのレビュー 4

『お伽草紙』を含む短編集。
太宰がおとぎ話を自分なりにアレンジして書いている。時々笑える。

たぐみさんのレビュー 4

「カチカチ山」がすごくおもしろかったー!!幼いころから知っていたこの有名な話も太宰先生の手にかかればこんなに新鮮で面白い話になってしまうのですね・・・!!!惚れたが悪いか。

michiさんのレビュー 4 読み終わった

前半のお伽草紙は★五つ。
面白かった!昔話を大宰風にアレンジした作品。
瘤取り
浦島さん
カチカチ山
舌切り雀
他の昔話の大宰版を読んでみたい!

後半は西鶴の作品を踏まえたもの。★3つ。
江戸の常識・人情は通じるものと通じないものがありますねー。

友二さんのレビュー 5

太宰の作品は全部好きだが、あえて挙げるなら「お伽草紙」かと思う。誰もが知っている「浦島太郎」や「カチカチ山」を作者特有のブラックな笑いを交えて新たに解釈したもの。この人の書く人間はみな、どこかダメだから好きだ。太宰さんはきっと妄想ばっかしていたような変な人なんだと思う。だからいい。

さんのレビュー 読み終わった

”戦争が激化し、日本が破滅に向かって堕ちてゆくとき、もはや太宰にとって、自殺も、革命も、自己破壊も不可能になり、ただ内に向かって、文学そのものと化したような、すさまじい創作力を燃やし続ける。多くの文学者が、主体性を失い御用文学者に堕していった時代、太宰治は凛乎として芸術至上主義的な文学者の道を歩み続けた。特に戦争末期、ほとんどの文学者が創作活動を停止し、日本文学の命脈が絶えようとしたとき、太宰治だけが「右大臣実朝」「津軽」「新釈諸国噺」「惜別」「お伽草紙」と素晴らしい傑作をつぎつぎと発表し続けたのは、まさに奇蹟と言ってよい稀有の行為であった。”

ミチロさんのレビュー 4

太宰治流、日本昔話。簡単に言うと、パロディである。気軽に読めて、おもしろい。

luce&ombraさんのレビュー 5

日本昔話の太宰版。かなり笑えました。特に『カチカチ山』!「狸は醜男、ウサギは生娘」だそうです。

maeさんのレビュー 4

誰かに太宰を1冊勧めるならコレ=「お伽草紙」かな。マイナーですが。
わかりやすい勧善懲悪の昔話を、ちょっと悟った大人の視点で書いたパロディです。いくつかありますが、個人的には『浦島さん』がイチ推し。

全16レビュー中 1 - 16件を表示
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