唐詩選 上 (岩波文庫 赤 9-1)

著者 :
  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (386ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003200919

作品紹介・あらすじ

16世紀、明代に編まれ、江戸時代から今日まで、長らく日本人に愛誦されてきた唐詩のアンソロジー。王維・李白・杜甫ら盛唐期の詩人を中心に、128人、456篇の名詩が選ばれている。原文・訓読文に語釈・現代語訳を付す。

感想・レビュー・書評

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  • 解説が充実していた

  • よくありがちな、只管原文を載せて、書き下して、訳文つけて、単語の説明をするだけの漢文解説本。正直、漢文入門者にとってはどこがどう面白いのかがわからない。どうしてこの漢文が選ばれたのかもわからない。その説明が欲しかった。作者が一人で盛り上がっているのに置いてけぼり食らっている気分でなんとか読了。中・下巻は購入せず、上巻も中古買取業者に売却済み。

  • 中国語をかじってから読んだ方が良いかもしれないが、差が分かるようにとりあえず1冊読んでみる。
    明代の選集で、日本では江戸時代に流行ったものらしい。旅の詩とか、確かに選が偏っているかも。

  • 明代に編まれた唐詩のアンソロジー。
    日本でも、江戸時代からよく読まれている書物。

    テレビもラジオも、インターネットもない時代には、静かな夜、知識人は、こういう書物を読んでいたのだろうか。
    漢文の素養のない身としては、残念ながら、あまり入ってこない。

    素読とまではいかないまでも、学校で学ぶ時代に、いくつかの詩や文章は、暗記するぐらいまで徹底的にやっておけば、後でずいぶん役に立ったのになあと思う。
    実際は、受験勉強に追われてそういうわけにもいかないのだが。

  • この巻では、中国の唐王朝時代に作られた「膨大」な漢詩の全三巻の内の上巻にあたる書籍です。

  • 李白とか杜甫とか、唐代の詩を集めたもの。白文のほかに、書き下し文、日本語訳、注、簡単な解説が、すべての作品に付いているので読みやすい。
    書き下し文と注があれば、まあ読めるのだろうけど、やはり日本語訳と解説があったほうが手軽に読めていい。

  • よくわからん単語だらけなこともあって詩はよくわからないけれど、なんか雄大な感じがするのと、諸行無常・功績あげられず、というテーマが多いなぁ

  • 明治期の文章を読むと不安になる。現代に流通している数多の書籍の文章はこれで良いのか。唐代の詩を日本語で読む。そこに感じるものを想起するために入手したところだ。

  • 上下巻、読了。

  • 読みかけ。

  • 9-1 前野直彬注解

  • 唐の漢詩を集めたもの。
    上巻は古詩中心。

    長ーい詩もあって、それは読むのにほんのり苦労したけれども、全体的に註も丁寧で、訳も読みやすく、親切な設計。

    一日に2,3ずつ読んでいくだけで、心の持ちようが変わる。

  • 「唐時代の建築が見たければ、日本へ行け。」と中国人の間で言われるようになった今日この頃、この詩集は、日本にいる東西南北人達によってこれからも読み継がれてゆくであろう。

  • 壮麗なる都を歌った歌があったりするかと思うと歯が抜けるのを悲しむ歌とかあったりして。
    ぼちぼち読んでると面白いですよ。

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著者プロフィール

1920-98年。東京帝国大学文学部卒業。東京大学文学部中国文学科教授、同名誉教授。著書に『風月無尽 中国の古典と自然』、『中国文学史』(いずれも東京大学出版会)、訳書に『唐詩選』(岩波文庫)、『中国怪異譚 閲微草堂筆記』(平(★正字)凡社ライブラリー)などがある。

「2018年 『精講 漢文』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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