ギリシア神話(アポロドーロス) (岩波文庫 赤 110-1)

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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003211014

作品紹介・あらすじ

従来紹介されてきたギリシア神話は、のちのヘレニズム時代の感傷主義の影響を受けた甘美な物語が多い。これに対しアポロドーロスの伝える神話伝説は純粋に古いギリシアの著述を典拠とした、いわばギリシア神話の原典ともいうべきものである。西欧文化のすみずみにまでしみわたっているギリシア神話の系統的・包括的理解に絶好の書。

感想・レビュー・書評

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  • エンターテインメント性は皆無の、辞書・資料書です。
    まあ前書きにもそのような趣旨だと書いてあるので、そのつもりで読みましたが、ここまで徹底しているとは。
    ただ巻末に検索ができるようア行から登場する神の名前が載っていたりと、調べるには便利そうです。
    海外文学や美術・絵画などが好きで、もう少し知識を深めたい方には良いと思います。私もそのような理由で読みましたので。
    神話そのものを面白く学ぶには、別の本も合わせて読むことをお勧めはしますが。

  • あまりにも登場する神の数が多すぎて人間の僕では把握しきれず、一体誰が何をしているのかよく分からないまま読了。

  • 【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
    https://opc.kinjo-u.ac.jp/

  • とにかく産んで、殺す。古代人は死は日常のものであり、特に隠すことではない、と思ったようだ。
    しかし、神も人も荒々しい。

  • 何だかお堅い感じで、お話としては面白味に欠けます。

  • 新書文庫

  • アボロドーロスがギリシア神話を網羅的に整理、編纂して叙述するもの。ただし、逸話の集成的なものであり、面白く読めるものではありません。

  • オデュッセイアを再読した勢いで、読んだのが昔すぎて感想を書いていないギリシャものを登場人物の名前を覚えているうちに効率よく再読してしまおうキャンペーン中。

    こちらは、ウラヌス誕生からトロイア戦争までダイジェスト版的な1冊。しかし○○と△△の子供が□□で・・・的な、家系図的説明文が多いので物語的な要素は薄め。

    その中ではヘラクレスにだけ多くページ数を割いてあったのだけど、読めば読むほど結構酷いヤツ。殺した人数と犯した人数(まあ合意も多いけど)を数えたら、どちらも百人斬りで済まないんじゃなかろうか。

    あと変身譚読んだときも気になってたんですが、ディオニュソス界隈の狂気って、ちょっと異常ですよね。なんかゾッとした。

  • 日本の神話と似ていますね。
    戦い等はそっくりです。

  • 神話て色恋ばっかりなのかなあ。
    まあそれで人物がぽこぽこ増えて物語が生まれるのだけど、誰が誰の子でって羅列される部分は記憶力ないから無理。
    話の筋は、幾らか予備知識あったりするのはわかったけどそれ以外はとんと分からない。
    そもそも人物相関を掴みきれていないので当然なんだけど。
    気になる話はウィキペディアを参照しつつ、読み進めた。それでも混乱してる。
    結構有名な話も随分サラッと書いてる。
    淡々とした、正に教科書的な本。

    くらべるとオイディウスの変身物語は、相当彩り豊かなんだなあ。

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