- Amazon.co.jp ・本 (364ページ)
- / ISBN・EAN: 9784003222317
感想・レビュー・書評
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「夢の中の子供 幻想」を庄野潤三が随筆で取り上げていて、気になってから4年以上。ようやく読んだ。ユーモアのある筆致で思い出を綴るスタイルで、イギリス版小沼丹の趣がある。影響を受けたとしたら小沼丹の方だけれど。
「夢の中の子供 幻想」は庄野潤三推しがなくても結構好み。常識的で保守的なラムの調子がこの一篇だけ少し違って、世界がさらさらと崩れていくような、心もとないけれど美しい幻想的な感じがある。そのほか、ラムが東海林さだおと化す「焙豚論」、独身者としてのぼやきが冴える「結婚したる人の態度に就いての獨身者の苦情」が面白かった。
戦前の翻訳で正字が使われており、雰囲気はあるけれど読みづらさもある。無理しないで平凡社やみすず書房から出ているのを読むのもいいかも。南條竹則さんが今年の夏ごろ国書刊行会から新訳を出すらしいので、それにも期待。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4003222318
── ラム/戸川 秋骨・訳《エリア随筆:夢の子供 19400910 岩波文庫》
http://booklog.jp/entry?keyword=%E3%80%8A%E3%82%A8%E3%83%AA%E3%82%A2%E9%9A%8F%E7%AD%86&service_id=1&index=All
家庭とは何か、経済とは何か、近代とは何か?
http://q.hatena.ne.jp/1200537577#a795835
さらば、核家族 ~ わが谷は緑ならず ~
── 金川 欣二《夢の子供【Dream Child】子どもたちの時間》
http://q.hatena.ne.jp/1119433182#a336006 (No.81 20050623 00:54:49)
家族三景 ~ 雑魚寝できる布団と部屋 ~
津川 雅彦に共鳴した“革人形師”の本池 秀夫さんがゲスト。
ほとんど牛の“革”のみで人形を作り上げる本池さん。人形作りは大
学時代に独学で始めたという。そんな本池さんは若い頃「徹子の部屋」
に出演していた津川雅彦さんのおもちゃに対する愛に感銘を受け、その日
のうちに会いに行き、以来35年の付き合いになるという。その二人の構想
で生まれたミニチュア作品を紹介する。
── 《徹子の部屋 20130415(月)13:20~13;55 テレビ朝日》
本池 秀夫 革人形師 1951‥‥ 鳥取 /レザーアーティスト/大介&作人の父
設定・素材・倍率を変えると、いちだんと興味が増すわけ。
(20130415)