- Amazon.co.jp ・本 (460ページ)
- / ISBN・EAN: 9784003222829
感想・レビュー・書評
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伯母さんが素晴らしい。
なんて凛として慈悲深い人なんだろう。
デイヴィットの境遇は、伯母さんのおかげで安定して穏やかになった。
すばらしい人たちに囲まれた時代。
成長してゆくにつれ、世の中は変化し、裏にある悲しさをも見ることになるのだけれど、それでも幸せな日々を送れたことに違いはない。
最後の一章が笑えた。
独り暮らしを始め、一人前になりかけると、つい羽目を外してしまうのは、古今東西同じなのだなあ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ドーバーにたどり着いたデイヴィッドは、唯一の頼みの綱であった伯母さんを探し当て、幸運にもその庇護のもと新しい生活を始めることができた。さまざまな人との出会いと自らの行いが人生経験を積ませていく。2023.3.11
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逆境から順境へ。最後はへべれけに。ビルドゥングスロマンの典型か。
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どん底生活からようやく抜け出したデイヴィッド.学校にも通い,スティアフォースやエミリーと再会を果たし,また新しい出会いもあった10代(?)を描くのが2巻.悲惨でやや読むのが辛かった1巻の状況は好転し,話が回り始めた.
スティアフォースはどうも胡散臭いし,ミコーバー氏は相変わらずどうしようも無いのだが,これからデイヴィッドの人生にどう絡んでくるのか? -
詳しいまとめは5巻で。
こちらはさ、スティアフォースなんてさ、
調子の良さが胡散臭くてさ、
モームさんの『人間の絆』に出てくるグリフィス君を
彷彿させて、
「信用ならないぞ…」ってピーンと来て
警戒していたんだけどねえ! -
生活が軌道に乗り始めたコパフィールド。
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新しい生活に乗り出したデイヴィッド。それが希望と幸せに満ちているのは、苦しい時代があったからこそ。雨の日があるから、晴れの日がありがたく思える。人生とはそう言うものだろうと、改めて思った。
早く次の巻を読みたい!再読なのに。 -
少し時間かかったけど読みました。一巻同様軽快な語り口で非常に面白かったです。トロットウッドの伯母さんがマードストン姉弟をこきおろすところは、なんだかんだですっとしました。おばさんがいい人でよかったね。スティアフォースと再開もよかったね。
11/11/1