トム・ブラウンの学校生活 下 (岩波文庫 赤 243-2)

  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (209ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003224328

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  • イギリスのパブリックスクールっていうのは良家の坊っちゃん方が集まるのかと思っていたが、出身は良家なのかも知れないが、内実はとんでもない悪ガキ共だった。
    けれど、寮生活での上級生からの感化(よいのも悪いのも両方感化はある)や、校長からの感化が、彼らを変える。
    団結力や、紳士としての振る舞いを学んでいったりして、紳士というのはこうして作られていくのか……

    上巻はトムの悪ガキ時代、下巻は彼の未来に期待を抱く人々の手助けによって、そして彼がよき同級生や同室生の感化で、深く考えるようになって、成長してゆく。

    ビールを学生たちが普通に飲んでる、というか、学校から飲み物として寮で支給されていて、これは果たしてアルコール含みだが当時はよかったのか、そうか、と。
    馬車の屋根に乗って移動するのが当たり前、だとか、勉強室が寮内にあって個人か複数人共有だったり、食堂やらおやつに買い食いやら、どんな遊びをしていたのか…こういうこまごま生活がおもしろい。

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